年度末・年度始めの取材旅行~第1弾その2



武蔵横手駅13:00発の西武秩父駅行きに乗るため、「高麗カーブ」から駅までの1.8㎞を約30分で歩いていく管理人
「特別養護老人ホーム 清流苑」の近くに差し掛かると……

 

桜が大変見事に咲き誇っていましたので携帯でちょっと撮影
満開です
管理人の住んでいるところなぞはすでに葉桜になっているところが大半でしたが、埼玉の奥地まで来るとようやくそろそろ散り始めるかというくらいの満開の桜が、発色もよく綺麗に咲いていました

 

こちらは高麗川沿いの遊歩道を歩いているときに対岸を撮影したもの
携帯なので画質がアレですが、手前の高麗川が本当に涼しげに流れており、その奥には綺麗な花(桜に似ているけどピンク色が濃すぎるので多分桜じゃない)が咲いている
いい景色です
写真撮っているので気分は完全にハイキングです
その分ちょっと歩くペースは遅いのですが……

 

これも遊歩道沿いのお宅に植わっていた樹
樹皮を見る感じ桜だと思うんですけど、これはなんでしょう……八重桜とか?

 

そんなこんなで武蔵横手駅には列車到着5分ほど前に到着
駅舎よりも手前のトイレの方が立派です
ホームに入ると……
やぎの家」なる小屋があります
駅横に広がる西武鉄道の土地に生える雑草を食べてくれるヤギがいるようなのですが、寝ているのか見ることができませんでした

 

無事13:00発の西武秩父駅行きに乗って西武秩父駅を目指します
4輌編成の列車にはそこそこ人が乗っていましたが、多分ほとんどが地元の人で吾野駅で降りていきます
吾野駅から西武秩父線に入り、長い正丸トンネルを抜けて西武秩父駅には13:34着
思ったよりもかなり立派な駅です
観光情報センターやお土産屋、さらに温泉が併設されており、西武鉄道があれだけ力を入れてPRするだけのことはあると感心してしまいました
時間などがあれば温泉などにも入りたかったのですが、急ぐ私は西武秩父駅の北に位置する御花畑駅に向かいます
途中交通量のある大きな道を渡らないといけない(聖人通りに続く道)のですが、看板などで案内されているとおりに歩行者用の細い道を通っていった人たちが、車が通過する隙を見計らって横断歩道のない踏切周辺をどんどん渡っていくのは危なかっしい感じです
あそこに歩道橋や地下通路の1本もあると安全上いいと思うのですが……
すぐ近くに横断歩道付きの交差点があるし、団子坂の方から行けば全然問題ない話し、加えて平日全然人が通過しないのだとしたら費用対効果が悪いのかもしれないけれども

 

たどり着いた御花畑駅には
あまりお目にかかることも少なくなったホーロー看板が
駅そば屋の「花結」に貼ってあったオロナミンC(この看板に写っている人は大村崑さんというそうですね)の看板です
「花結」やその隣の「レトロ喫茶 秩父一期一会」にもおいしそうな食べ物があったのですが、花結は営業終了時間間近だったこと、レトロ喫茶は混んでいたこと、御花畑駅もだいぶ混んでいて切符を買いそびれる可能性があったこともあって断念
窓口で「ながとろ満喫きっぷ」を購入します
これは2021年の3月31日限りで販売終了してしまった切符(つまり販売終了4日前に購入した)なのですが、御花畑駅~上長瀞駅もしくは寄居駅~樋口駅のいずれかが往復できることに加えて上長瀞駅~樋口駅の間はフリー乗降区間となる、有効期限は2日間もありながら、お値段〆て910円という、かなりのお買い得な切符だったのです
こいつを買って御花畑駅13:51発の羽生駅行きに乗り、樋口駅まで乗ります

 

樋口駅には14:18着
こちら、樋口駅の構内踏切(と言っていいんでしょうか、)前に設置されている駅利用者用の遮断棒です
樋口駅で行き違う14:19発の三峰口駅行きが来ているので今私はここで足止めを食っています(笑)
初めて見たので記念に撮影

 


樋口駅を出てちょっと離れたところで撮影します

 

先ほどの踏切・遮断棒を駅の外から
こんなサビサビで柱も細い駐輪場が建てられるは、雪がそんなに積もらない関東だからこそ

 

同じ地点から振り返って撮影しました
こちらは荒川です

 

撮影地点に到着しました
大変天気が良いのですが、ここは終日逆光になるところ
まあSLは色が黒いので構わんというスタンスです

 

撮影地にはこのような境界標が
単に「秩父鉄道(株)」だけで、社章は刻まれていません

 

三脚を立ててのんびり構えていると
やってきたのは樋口駅14:48着の各駅停車羽生駅行き
パンタグラフが一番前にあるせいで思うようにひきつけられず……

 

続いて樋口駅15:01発の各駅停車三峰口駅行き
逆光なので暗いです

 

樋口駅15:18着の各駅停車羽生駅行き
この列車は長瀞駅で先行するSLパレオエクスプレスを追い越しています
この列車が行ってしばらくするとSLがやってきます

 

というわけで15:23頃通過のSLパレオエクスプレス
新潟でSLばんえつ物語号をずっと見てきた人間としては、SLにはヘッドマークがつかないとなんか物足りなさを感じますし、あるいは足回りにスノープラウがついていないと新鮮さを覚えるものです
それにしてもばんえつ物語を引っ張るC57のドラフト音を聞きなれている身としては、C58は素人ながら
なんか音違うなあ
という感想

 

(ここから完全に余談)
C58の場合足回りが先輪1軸+動輪3軸+従輪1軸(2-6-2と表される)で構成されています
機関車の側面から見た車輪配置を図に表すとこんな感じ
一番左の小さい丸が前輪、大きい丸3つが動輪、一番右の小さい丸が従輪です
片側の車輪1つにつき1軸が割り当てられるので、この場合軸は先輪1動輪3従輪1です
片側に車輪があるということはもう片側にも車輪があるわけで、軸1つにつき車輪は両側合わせて2つ
つまり軸1つの先輪と従輪には各々車輪が全部で2つ、軸が3つもある動輪には車輪が計6つあることになります
それを「『先輪にある車輪の数』-『動輪にある車輪の数』-『従輪にある車輪の数』」というように各々をハイフンでつないだ表し方が2-6-2というもの
日本ではこのC58しか採用例のない珍しい軸配置です(炭水車付きのテンダー機関車の場合。タンク式だとC12なども該当)
対して私が新潟で聞きなれたC57の軸配置は、先輪2軸+動輪3軸+従輪1軸(4-6-2)で構成されており、C57の他にもC53・C54・C55・C59といった名だたる機関車に採用されたもの(ちなみに有名なデゴイチことD51は先輪1軸+動輪4軸+従輪1軸の2-8-2)

 

「ある機関士の回想」という本で、蒸気機関車の軸配置の違いによる走行音の差異がかかれていた箇所がありましたけれども、その中でC58はC55かなんかと比べられていた記憶があります
どうでもいいことですが、日本の蒸気機関車でCとかDとかついているのはこの動輪の軸の数を表すもので、そのCとかDの前後に数字をくっつけることで軸配置を表していました
例えばC57ならば2C1、C58なら1C1、D51だと1D1、てな具合です(こっちは普通ハイフンをつけない)
アメリカではまた別の表し方があり(この辺はWikipediaの方が詳しい)、南満州鉄道では「アメリカ式の頭2文字+数字の頭文字」を採用していたとか
有名な南満州鉄道あじあ号を引っ張っていた機関車「パシナ」型は、アメリカでの2C1の表し方「パシフィック」の頭2文字「パシ」に7番目の頭文字「ナ」を組み合わせたもの
そうなると言葉の面白さで、軸配置2-8-2(アメリカ式でミカド。なんでアメリカ式の呼称なのに天皇の呼び方である『ミカド』なのかってのも、また一つのエピソードがあります)の3番目(3番のサ)の機関車型式が「ミカサ」型とか、2-6-2(プレーリー)の1番目(1番のイ)の機関車型式なら「プレイ」、軸配置2-10-0(デカポッド)の1番目の機関車型式が「デカイ」(動輪が5軸あることからも察せられるとおり、これは本当にデカかったらしい)などなど……

 

閑話休題
SLの走行音の違いからとんでもないところまで話が飛びました
今回のSLはたまたま時間が合ったために撮ったもので、そこまで期待したものではありませんでした
実際煙が全然出ていなくて迫力がありません(笑)
しかし感触を掴むうえではこれで十分
樋口駅に戻りましょう
15:49発の三峰口駅行きに乗って長瀞駅まで行き、ロープウェイの撮影に挑みます