北海道保存車輌制覇の旅~4日目その1~


おはようございます
時刻は朝の6時、4日目の朝を迎えました
清々しいとはいえないまでも、平らな面で寝られたことでようやく少し疲れが取れた気がします
本日も雨ですが、張り切ってまいりましょう
4日目最初の目的地はこちら

 


石北本線をまたぐ陸橋の下、三治公園というところにあるSLを撮りに向かいます
陸橋を渡ってしまうと一方通行をぐるっと回らなくてはならないため、本町二丁目交差点(道道261号と国道39号の交点)で曲がらなくてはならないのですが、カーナビの精度の問題か陸橋を渡るルートを指示された管理人は、上のGoogleMapsで示したとおりに走行
結果無事グルグルルートへといざなわれました

 

 

三治公園に保存されているD50 25
有名なD51の先輩・兄貴筋にあたり、その後の機関車設計や鉄道施設設計にも大きな影響を及ぼした機関車ですが、保存されているのは北見と梅小路の2台だけ
なんともさみしいことです

 

斜め前から

 

説明板

 

草ぼうぼうだったのと車をいつまでも停めているわけにはいかないので、撮影はこの辺で終了
時刻はまだ7時前、上々の滑り出しです
次の目的地へ向かいましょう

 


北見SL広場です
この広場の周辺は駐停車が禁止されているので、朝ごはんをコンビニで買うついでにちょっと撮影しに行くという算段です
褒められた作戦ではないのでちゃっちゃと撮影してちゃっちゃと去ります
一方通行のためにグルグルしながらも15分ほどでたどり着きました
時刻7:10過ぎです

 

C58 119号機
手前には「SL広場」と書いてあります
ちなみにこの下には石北本線が通っていますが、全て公園と道路で蓋をされているので外見からは全く分かりません

 

斜め前から

 

側面

 

説明板です

 

続いて
D51 444号機
ぞろ目です(だから何だ)
こちらは正面から撮ることはできないので、斜め前からと

 

側面から

 

そして説明板です

 

機関車2台の後ろに保存されているのがスイッチャーのディーゼル機関車

 

説明板もしっかり用意されています

 

さあ、早く戻って次の撮影地に向かいましょう
次に向かうは北見市から遠く離れた山の中

 


相生町の相生鉄道公園です
GoogleMapsでの事前予想では、このとおり50分足らずでの到着を予想していました
そのため予定を組んだ段階では7時前にSL広場を出発し、8時前の到着を想定したわけです
ところが我がカローラに搭載されたカーナビ君の曰く、到達予想時刻はなんと8時半
これはまずいぞ……

 

しかも間の悪いことに十勝オホーツク自動車道をくぐって山登りに入るところあたりで、超重量貨物を載せた大型トラックに遭遇!
先導車と後尾追走車も2台ずつついている、本格的な編成です
山登りで、しかもクネクネ道、さらに追い越し禁止なので、制限50km/hのところ30km/hを切るスピードで走るトラックの後ろを、一般車が数珠繋がりになって進んでいきます
もう永遠にこれか、途中迂回するっていっても682号なんてえらいクネクネだぞ、さあどうする……
と思い始めたところで、編成の後尾車から連絡が入ったのか大型トラックが一時停止
無事追い抜いて先に行くことができました
思わぬ伏兵にびっくりしつつ、早起きしたために北見SL広場までは捲いていた時間を早くも食いつぶしてしまったことに苦虫を噛み潰しながら、

 

相生鉄道公園に到着です
時刻は8:10過ぎ
捲いた時間は全て食いつぶしましたが、のちの挽回がギリギリ可能と思われる10分遅れにまとめられました
相生鉄道公園は「道の駅 あいおい」に併設されており、管理人は小用を足していざ公園内へ

 

こちらが公園内に保存されている北見相生駅駅舎
ホーム側からの撮影です
現役当時からのものと錯覚しそうですが、実は復元されたものだそう
線路に「coffee」の看板が掲げられているとおり、駅舎内はカフェだそうですが、時間が早すぎてまだ営業していません

 

こちらもレプリカの駅名標と名所案内
「阿寒湖 バス25分」などと書いてありますが、北見方面から阿寒湖へは阿寒バス・北海道北見バスの運行する特急釧北号が1日2往復走っているものの、相生からは乗れません(参考
昔は北海道北見バス→津別町営バスが津別駅・相生駅から阿寒湖までの路線を運行していたのですが、1980年に廃止されてしまいました
……相生線の廃止は1985年ですが、これ廃止当時まで残っていたんですかね
まあ1981年に廃止の決定がなされたのであまり影響はないと思われますが

 

駅ホームに横付けされる形で保存されているが貨車と除雪車

 

こちらが旧型客車のスハ43形
例のウイルスの影響で閉まっていましたが、通常時は「列車ホテル」として無料で泊まれるようです
でっかい室外機が目をひきます

 

反対側から

 

そして客車の向こう側、道の駅に一番近い位置に保存されているのが、キハ20形
大変綺麗で現役当時のよう(現役ならもっと汚いか)
これは相生線のページに採用しなくてはなりません(こちらから

 

このように一列に保存されています

 

キハ20形のさらに先には、草に埋もれた線路が
埋もれたといいつつ定期的に除草は去れている感じです
向こう側にはセイタカアワダチソウの群生とソーラーパネルが
相生線は釧路までつながる計画の元で建設・開業し、釧路側も阿寒町の雄別まで湧別鉄道が北進してきたわけですが、北見~釧路が石北本線と釧網本線によってつながったために、その先の建設が放棄されたとか
……あんなに大回りしているのに?とは思いましたが、釧網本線と相生線の距離を測ってみると、特に緑駅以南からは確かに30~40km程度で並行することになるので「無駄」と言われてもあまり文句は言えないですね
阿寒湖まで伸びていればまた違った歴史も見えたはず(実際白糠線に繋げる運動もあったらしい)ですが、実現することはありませんでした

 

さあ、時間もないので次にまいりましょう
管理人は今来た道を途中まで引き返し、山を一つ越えて

北海道ちほく高原鉄道の陸別駅、現在の「道の駅 オーロラタウン93りくべつ」へ向かいます