記念乗車券購入の顛末
実は四月の頭から気になっていたのです
東京メトロが
「天皇陛下御即位奉祝記念乗車券を発売する」
という広告を、中吊り広告や駅の掲示板で大々的に打ち出していました
通学で東京メトロを使っていた管理人も最初は
「ふーん」
としか見ていなかったのですが、よくよく考えると
「東京に住んでいて、確実に自由に時間がとれて、しかも
発行理由が理由
である記念切符を買う機会は、
おそらくこの先一生ないだろう」
と気がつきました
そこから急ピッチで東京メトロ以外の記念切符発売のプレスリリースにあたり始めたのですが、開始したのが
4月29日
なんぼなんでも遅すぎです(笑)
「メトロ以外に都営地下鉄もやるのか」
「お、東武も西武もやる」
「京成も京急も、へえ、近鉄もやるんだ」
「北総?!お前は記念切符云々以前にその高い運賃をどうにかせい!!」……
とまあこんな感じで調べ、最終的に
①「ありがとう平成」「ようこそ令和」と印字され、別に一筆書かれた券がついてくるJR東日本都区内パス
②記念一日乗車券のデザインがきれいな東京都交通局
③一番初めに目にしたということで東京メトロ
の三つを狙うことにしました
獲物を決めたら、次は戦略であります
いつでも券売機で買える都区内パスは難易度低
発行枚数が少ない東京都交通局は入手困難が予想されるが、なんか豪華そうなので(笑)
絶対に手に入れたい
表装が結構派手だけど肝心の券がちと地味なので、東京メトロは入手出来たらラッキー
と優先付け、行程を練ったところ以下のようになりました
①夜、東京駅丸の内口に赴いて自動販売機で「ありがとう平成」入り都区内パスを購入
②その足で大学同期の家に転がりこんで待機
③夜半3時、友達の家を徒歩で出発
④深夜待機組が列をなしていると予想した大手町駅は避け、日比谷駅に移動
⑤東京都交通局の記念乗車券を買ったら即、二重橋駅に移動
⑥果たして、発行枚数に若干の余裕がある東京メトロの記念乗車券は売れ残っているか?
4月30日午後7時
まずは腹ごしらえです
平成最後の晩餐@サイゼリヤ
サイゼリ「ア」ではありませんよ?(笑)
これでほぼ1000円ポッキリ
乾杯の相手がいないということはおいといて……
摂取カロリーも無視して……(笑)
銀座経由で東京駅には夜8時半に
大手門・和田倉門はじめ皇居周辺は厳戒態勢で警官がうじゃうじゃいました
平成最後の夜を迎えた東京駅丸の内駅舎
ぼやぼやなのはタブレットのお粗末なカメラで撮ったせいです
「ありがとう平成」印字入り都区内パス
数字をそろえるとかそういう趣味はないのでこれで十分
購入後、今度はシミュレーションを行います
日比谷駅の販売箇所はどこの入り口が近いのか
あるいは販売箇所からどう行けばメトロの販売箇所まで行けるのか
帝劇前周辺を何度もうろついて確認しました
……今思えばよく職質されなかったものです
確認も一応終わり、有楽町・銀座周辺をうろつていたら、こんなものが
粋ですね
さて、朝3時
同期の家を飛び出し、雨中決死の行軍です
日比谷駅には朝4時ころ到着しましたが、驚いたことにはもう折りたたみ椅子に座って待機している人がいました
こんな野郎に負けるわけにはいかんと、事前調査で一番近いはずと確かめた日比谷駅B4出入口の真ん前に待機します
B4出入口は帝劇の隣に建っている「国際ビルヂング」なるビルの玄関から入ることができるのですが、5時半にならないことには開かない
しかしそれはどこの出入り口も一緒なので雨宿りも出来て一石二鳥だったわけです
朝5時半、警備員さんが開門するやいなや階段を下りて発売箇所へ
余裕で一番でした
作戦勝ちです(ドヤッ)
そんなわけでいの一番で入手に成功した、東京都交通局の記念乗車券(表装)
発行枚数の少なさ故に夜間待機組の存在を覚悟していましたが、全然そんなことはありませんでした
もしかすると私の当初の読みどおり、大手町駅の方に皆いったのかもしれません
さて落ち着く間もなく二重橋駅へ行くため、管理人は8時に帝劇脇の出口から外へ出ます
日比谷通りを走っていくこと2分
整理券はまだ大量に余っていました
というわけで案外余裕のよっちゃん(死語か?)で手に入れられた、東京メトロの記念乗車券(表装)
さあ、残すは「ようこそ令和」印字入り都区内パス
本当は若干の迷いはあったのですが、この際だからと買いました垂れ幕ととも
すべての任務を遂行した後、令和の朝日を浴びる東京駅丸の内駅舎を撮る
記念すべき日にふさわしく、しっかり晴れました
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