2020年秋の近鉄全線制覇~1日目その3~


桑名駅を発車してからわずか7分
途中1駅も止まることなく近鉄富田駅に着きました
時刻は9時半少し前であります

 

近鉄富田駅で撮影するのは
三岐鉄道三岐線
ついでに9:40ころ通過する(はずと時刻表上から予想した)
ひのとり
そして9:50ころ通過する(はずと(ry)
アーバンライナー
こいつらを狙っていきます

 

三岐線はページの都合上
路線名としての三岐線(JR富田~西藤原)
系統名としての三岐線(近鉄富田~西藤原)
を撮る必要があり、さらに近鉄富田駅に乗り入れるために三岐鉄道が1970年に建設した
近鉄連絡線(近鉄富田~三岐朝明信号場)
なる路線分の写真を撮らねばならない
すなわち都合4枚を調達する必要があります
時間とタイミングが許せば三岐朝明信号場付近に出向き、三岐線からJR関西本線に直通する貨物列車を撮りたかったのですが、事前調査の段階で断念
近鉄富田駅発着の列車のみでまかなうことにしました

 

到着してすぐに
伊勢志摩ライナーが通過していきました
なんだかバックが白く飛んでいますが気にしてはいけません
どうせ被っているし、伊勢志摩ライナーは赤色のも黄色のも松阪駅でちゃんとしたものを撮る予定なので

 

しかしこれを撮ってから
「ああここでアーバンライナー撮るのは厳しいかなあ」
と考えてしまいました
ご覧のとおり、影が落ちているところと陽の差し込むところが交互にあるので、管理人の撮影技術では撮影が難しいのではないかと思われたのです
解決策としてはもっと向こう側のS字カーブ中間地点で撮るか、もっと手前側まで追い込んで撮るというのが考えられましたが、向こう側で撮ったものがこれ(9:41に突然来た回送列車です)
トリミング後なので幾分マシに見えますが、如何せん望遠レンズが貧弱なものでちょっとなあ

 

続いて手前までひきつけて撮ったのがこれ
思いっきり影が落ちています
これも調整をかければなんとかなるんですがね(笑)

 

さらに上の写真からコンマ数秒ひきつけた写真がこちら
一応光は当たっていますが、今度は後ろ側が見えない
帯に短し襷に長しということでどうしようもありません

 

アーバンライナーどうすっかなぁ……と考えつつ
三岐線列車がやってきました
9:43着の列車です

 

近鉄線を通る列車とは違い、三岐線列車の方にはちゃんと前面側面共に光が当たります
編成も短く、終点なので速度も控えめ

 

さて、これを撮ったら急いで四日市方に移動します
狙うはひのとりです
近鉄富田駅9:47通過の名阪特急ひのとり
43分着の三岐線を桑名方で撮ってからすぐに重い荷物と共に200mほど移動してカメラを構えるのは、なかなかキツイことです
これも撮ってから
「もっと手前まで追い込んでから撮ってもよかったなあ」
と思いつつ
「まあこれは保険でいいか」……

 

ひのとりを撮ったらまたすぐに重い荷物と共に200mほど移動して桑名方へ
狙うは懸念だらけのアーバンライナーです
さっきの回送列車の反省が活きたか(?)、思ったよりもずっとよさげな……(笑)

 

10:00ちょうど発の保々駅行き
これは後追いなんですが、テールランプがついていないような気がします
前照灯は別に昼間つけなくてもいいのは知っていましたが、テールランプも絶対じゃないんですね
これはJR富田~西藤原のページに載っけましょう(こちらから

 

実は近鉄線列車が入線していて被らないか(時刻表上大丈夫だとは踏んでいましたが)ヒヤヒヤしていました

 

三岐線列車をもう1本撮るために待っている間に来た、近鉄富田駅10:13通過の近鉄名古屋駅行き特急と宇治山田駅行き特急
いずれも汎用特急車ACEです
実は事前調査で
「近鉄車のLED幕は切れる
という情報を得ていたので戦々恐々としていたのですが、これはISO100のシャッタースピード1/400でちゃんと「名古屋」「宇治山田」の文字が確認できます
「お、近鉄車恐るるに足らず!

 

10:14着の三岐線列車
西武鉄道からの譲渡車で、塗装も西武時代とあまり変わっていないように見受けられます

 

さきほど出した写真と比べれば一目瞭然
黄色が先ほどよりも薄いほか、先ほど車体下部に巻かれていた朱色?オレンジ?の色が今回来た列車には巻かれていません
これは近鉄富田~西藤原のページと、近鉄連絡線のページに採用することにしました
近鉄富田~西藤原のページはこちら
近鉄連絡線のページはこちらから、それぞれ遷移します

 

もしかしたら三岐線は近鉄富田駅から撮影できないかもしれない(事前調査では大丈夫だった)という万が一を考えて、近鉄富田駅での撮影は前後とも少し余裕を持たせてありました
この余裕時分は駅を出てすぐのところにある踏切(上の写真で見切れている踏切がそれです)まで移動する時間に充てられるはずでしたが、事前調査どおり近鉄富田駅から望遠を伸ばして撮影できたので、この余裕時分は丸々駅で暇する時間に振り替わりました
というわけで気になったものを少々
名古屋方面ホーム/三岐線ホームの四日市方に設置されていたオブジェ

 

三岐線(左)/近鉄(右)の電光掲示板
三岐線はフルカラーLED、一方の近鉄はディスプレイ式です
何も考えずに撮ったので近鉄線の方は反射していますし三岐線の方は表示が切れています

 

三岐鉄道の社章
3つの「キ」が円形にデザインされており(これで「さんぎ」っていう洒落でしょう)、「キ」の縦棒がイナズマ様になっていることで「電気鉄道」であることを表していると思われます(独自解釈

 

駅に掲出された「ごあんない」
設備改修されていないJRの駅によくみられる「名所案内」と発想は同じものでしょう
三岐鉄道の設立に近鉄の息はかかっていないですし、戦中戦後通して他の企業に買収もされませんでしたが、近鉄の「ごあんない」には三岐鉄道があたかも自社のグループ会社であるがごとく、「のりかえ 西藤原駅下車」などと書かれているのが興味深く感じられました

 

さて、管理人は近鉄富田駅10:24発の各駅停車津新町駅行きで近鉄四日市駅を目指します
どうでもいいことですが、この津新町駅行きが名古屋に到着してから初めて乗る近鉄の各駅停車だったので若干気分が上がっています(各駅停車で気分が上がるって(笑))
3輌編成でちょっと混んでいますが、一応座る座席は確保できましたし立ち客もほぼいませんでした(むしろ近鉄富田駅にくるときに乗った急行の方が混んでいた)
近鉄四日市駅では再びナローゲージ路線を撮った後、接続する路線などなどを撮ろうとしたのですが、そううまくはことが運ばないようで……