2020年秋の近鉄全線制覇~1日目その6~
松阪駅に着いたのは14時26分
ここでは
①伊勢志摩ライナー(黄色)
②伊勢志摩ライナー(赤色)
③観光特急しまかぜ
これに加えて
④時々来るビスタカー
⑤+α
をカメラに収めていきます
まずは14:42発賢島駅行きビスタカー……といきたかったのですが
こっち側(伊勢中川方面ホームの伊勢中川方)から写真を撮るのは難しいと判明
構造物が多いことは事前情報でわかっていたので想定内でしたが、伊勢中川駅方面へ行く列車がひっきりなしに出発していくのに、先端のホーム幅はひと一人立つので精一杯というのは盲点でした
いや、それくらいなら撮影を続けたかもしれませんが、それ以上に鳥羽方からの撮影の方が圧倒的に楽だったのでそちらに比重を傾けます
鳥羽方は障害物も少なく、駅直前で急カーブしているためにどんな列車もスピードが落ちるので、下手くそな管理人にとっては本当に好都合
そんなわけで
14:46発大阪上本町駅行きビスタカー
「近鉄特急のうた」にもうたわれるくらいに「2階(建て)の電車」というのは近鉄の代名詞的存在のはずですが、ビスタカー以降一般に使われる「2階(建て)の電車」というのはしまかぜまで途絶えていた気がします
駅の手前で線路がクネクネしているおかげで、インカーブからの構図だけでなくアウトカーブ気味の写真も撮ることが出来ます
14:47松阪駅終点の急行
夕刊が積まれていて降ろされる光景は初めて見ました
夕刊は2人の男性の肩に担がれてどこかへ持っていかれました
この後しばらく伊勢中川方面へ走る特急がなかったので(ビスタカー1本のみ)伊勢中川方で待機していたのですが、14:58、遠くに見えてきた特急は……
なんと近鉄四日市駅でお目にかかった新スナックカーではありませんか!
汎用特急車輌Aceが先頭ですが、後ろに従えているのは2020年度末で完全廃車が決定している新スナックカーです
近鉄特急車輌の中で旧塗装のまま走っているのはこいつだけなので
「旅行中会えればいいかな~」
くらいに思っていたのですが、まさか1日目に2度もその機会が訪れるとは予想外の展開です
後ろから
初代ビスタカーから続く「近鉄特急といえばこの色」という配色です
なんで変えてしまったんでしょうか
場所を変えて15:03発大阪難波駅行きビスタカー
伊勢志摩方面から大阪難波駅まで到達する特急というのもあるんですね
キャパのない大阪難波駅には名阪・阪奈特急くらいしか行かないものだと思ってたら、伊勢志摩方面からも毎時1本は大阪難波駅行きの特急が出ているようで
ここで一旦管理人は近鉄ホームを離れて名松線の列車を撮ろうと移動するも、ホームに停まっていたのを撮った写真がなんかイマイチだったので
名松線で使われているタブレットを写真に収めるだけにとどめ、再び近鉄線ホームへ移動します
松阪駅15:09発の近鉄名古屋駅行き特急
先ほどの鳥羽駅行き特急の折り返しで、今度は新スナックカーが先頭に立ちます
奥に見えるのは松阪駅15:11発の各駅停車賢島駅行き
伊勢中川駅から山田線・鳥羽線・志摩線を1時間40分強で走破する2両編成です
本当は他の伊勢中川駅方面へ行く列車と同じく鳥羽方から撮影したかったのですが、なぜか伊勢中川方から撮っています
失敗しましたね
まあこいつがどこかのページを飾ることは残念ながらない(笑)ので、あくまでも記念として撮影しています
後ろから
しかしそれにしても車齢が著しく異なる組み合わせです
新スナックカーの登場は1969年と今から50年以上も前、最後の大幅な改良更新も2002年なのに対し、くっついているAceは登場2009年とまだまだ若い
これだけ車齢がかけ離れていながら「Aceは新スナックカーの後継車輌」というのも個人的なツボです
じゃあACEってなんだったんだ(ACEは1961年に誕生したエースカーの後継車輌らしい)
そろそろ伊勢志摩ライナーが来るので、鳥羽方に移動しましょう
伊勢志摩ライナーの前に松阪駅15:18発の賢島駅行き特急を後追い
これはサニーカーです(たぶん)
1977年から順次登場した形式なので、新スナックカーよりは8年ほど車齢が若い
とはいえこれも最初の登場から43年経過しています(流石に初期のものは廃車になっているでしょうが)
しかし塗装変更の対象になっているところを見ると、近鉄はまだまだ使うようです
恐るべし近鉄……!
やってきました、15:22発京都駅行き伊勢志摩ライナー
まずは赤伊勢志摩ライナーのご登場です
続いてやってきたのは15:30発近鉄名古屋駅行きの伊勢志摩ライナー
今度は黄伊勢志摩ライナーでございます
来たときは内心小躍りしました
「よっしゃ8分で色違いが来た!」
って(笑)
同じ色がやってきた場合に備えて16:18発と16:42発の撮影も計画に入れていたのですが、この2本は両方とも賢島駅行き
そう、先ほどご覧いただいたように
賢島方面へ行く列車の撮影は障害物が多いので、あまりこっちで撮影したくはなかった
それが僅か8分で赤伊勢志摩ライナーと黄伊勢志摩ライナーを両方とも撮影することが出来たのでうれしいのなんの
賢島駅行きビスタカー&大阪上本町駅行きサニーカーを挟んで待ち構えていると……
さあさあ、近鉄のフラッグシップともいうべき特急がやってまいりました
プレミアムな風に、乗ろう
こんな素敵なキャッチフレーズと共に、神宮式年遷宮に合わせて近鉄が世に送り出した自信作、それが観光特急しまかぜです
いやしかし格好いいですねぇ
きりっとした特徴的な前面に、折り戸ではなくプラグドアを採用したことによる綺麗な側面が、引き締まった印象を与えます
ハイデッカーの1号車
平床の2号車
サロン室・個室が設けられている、大きな窓が特徴的な3号車
カフェがあるダブルデッカー構造の4号車
そして再び平床の5号車・ハイデッカーの6号車と続きます
ブレていますがしまかぜのシンボルマーク
乗れればいいんですがね、そんな金がどっから沸いてくるのかという(笑)
貧乏な管理人にとってはただ見るだけの列車です(笑)
しまかぜは唯一松阪駅を通過するのですが、先述した駅手前のクネクネによって速度を落としながら入線・通過していくため、私の腕前でもそれなりに撮れます
アーバンライナーなんかも来たりするらしいですし撮影対象には困らない、ホームの広さも十分、さらに障害物も(鳥羽方は)そんなにないので、初心者でも本当に楽しめる撮影場所でした
ただ問題は日が陰ってくるとコバエが沸くことです
それだけが難点かも(笑)
さて、日の入り前ギリギリに通過していくしまかぜをいい感じに撮ることが出来たので、松阪駅での最後の撮影を
そう、16:34に松阪駅に到着する名松線列車です
やってきました
この時点で内心既に絶望しています(笑)
思いっきりハイビームにしています
……線路に光が反射してきれーだなー(白目)
これだもんなぁ……
ライトを真っ正面から受けず、斜めになった瞬間を狙ったのがこれ
35km/h速度制限表示の主張が激しいですが、もう一度撮り直す気力はすでに0
これを名松線のページにあげるとしましょう
というわけで
まず近鉄山田線(こちらから)
黄伊勢志摩ライナーを載せました
次、鳥羽線(こちらから)
赤伊勢志摩ライナーです
そして志摩線(こちらから)
伊勢志摩列車観光の切り札、しまかぜに任せましょう
残念なことになったJR名松線はこちらからどうぞ
おまけ
管理人はこの後一旦ホテルにチェックインした後、急行に乗って津新町駅まで逆戻り
やってきたのは津市内唯一の百貨店、津松菱百貨店であります
「三重まで行くんだから何か土産を買ってこい」という家族の声と、「地域共通クーポンを利用しよう」という2つの理由で訪れました
この地域共通クーポン、管理人は電子クーポンの形で受け取ったため使える店が限られていることと、「チェックイン日の15時以降に利用可能」という時間的制約がネックとなり、どこで使おうか本当に迷いましたが、この厳しい制約をクリアして白羽の矢が立ったのが津松菱百貨店でした
というわけでその中に構える「新之助貝新」なる店で購入した、「あさり・はまぐりの志ぐれ煮」であります
やはり三重の食べ物と言えば「松阪牛」「赤福」「桑名のはまぐり」
今回は土産として家族にも食べてもらうため、日持ちがするしぐれ煮をチョイスしました
電子クーポンはあちら側も扱いに慣れていなかったのか四苦八苦でしたが、どうにか購入に成功
その場で宅配を頼みましたので、写真を撮ったのは居住地に帰ってから
今少しずつご飯と一緒に食べています
とっても美味しいです(笑)
これを買うために津新町駅からの1㎞ほどを歩いて往復しました
大半の荷物はホテルにおいてきたとはいえ、かなり足にきています
それだというのに津新町駅から松阪駅に行く列車は、帰宅するサラリーマンと再びの高校生の大群で混み混み
1本列車を見送って、さらに久居駅で幾分か客が降りたのでようやく座れました
ホテルに舞い戻ったのは19時ころ
さあ、今まで泊まった「宿」よりも格段に居住性の高い空間でゆっくり疲れを取り、明日に備えましょう