年度末・年度始めの取材旅行~第2弾その1


第1弾からわずか1週間後の4月3日
管理人はまたしても西武新宿駅にやってきました
時刻は午前6時です
今回の旅は「午前中用事済ませるついでに川越でお昼を食べるついでに西武線の殆ど全線を撮影してしまおう!」というてんこ盛りプラン
その盛りだくさんな計画を実行するために使うのが「西武線沿線 プリンスホテルランチきっぷ」であります
事前に電話でレストランの予約をし、西武新宿駅で切符を買いました
若い駅員さんに対応してもらったのですが、わざわざチラシくれた上に、予想通りというかなんというか、レストランを予約したかどうかホームまで追いかけて確かめてくれる心配ぶりです
「これ、先にレストランのご予約はなさいましたか?」
しましたしました、ちゃんと予約しましたとも(笑)
西武新宿駅6:18発の急行に乗るところから、今回の旅はスタートです
……そうです、第1弾と全く同じ列車、全く同じS-TRAIN用の車輌に乗っています
ただし今回まず最初に降りる駅は所沢駅ではなく東村山駅
6:48に到着しました
ここで西武園線に乗り換えです

 

西武園線はもともと現在の西武新宿線の延伸区間に相当し、当時観光地だった狭山湖にアクセスすべく、初代の西武鉄道が1930年に開業しました
1930年当時、狭山湖周辺には旧西武鉄道のライバル会社だった武蔵野鉄道山口線(現在のレオライナーではなく狭山線に相当)を開業させたり、武蔵野鉄道(というかその株主である箱根土地。箱根土地は変遷を経てコクド)の息がかかる多摩湖鉄道多摩湖線(現在の西武多摩湖線)を開業させたりと、各社によって路線延長・アクセス合戦が繰り広げられており、旧西武鉄道と武蔵野鉄道とは特に所沢周辺で泥沼の戦いを演じてきた歴史があります
なお旧西武鉄道と武蔵野鉄道は戦後間もない時期に合併(武蔵野鉄道が旧西武鉄道を吸収)して西武農業鉄道と名を変え、さらにその1年後現在まで続く西武鉄道に改称します

 

閑話休題
東村山駅6:53発の西武園駅行きで西武園駅を目指します
わずか4分で到着した西武園駅は、
この写真のように1番線が閉鎖されているためちょっと撮影がしづらいのが難点なのですが、東村山駅に比べれば楽かなあと思いやってきたわけです
2・3番線ホームに立って、駅に入線してくる列車を狙います

 

西武園駅7:10着の列車です
幕を回されたのでおかしなことになっていますが、数カット前のは「所沢」だの「新所沢」だのとなっていたのでまあしょうがないかなと思っています

 

駅周辺には黄色い花が咲いています
菜の花ではなさそうなのですが似ていますね
セイヨウアブラナとかでしょうか
これを一緒に撮影したいとか余計なことも一瞬考えましたが、西武園線のページに必要な写真は1枚だけであること、幕回しどころかLED幕の車輌が来てしまう可能性もあったこと、時間もないことなどいろいろな要因が絡み、西武園線の写真はこれに決定しました(西武園線のページはこちらから)

 

折り返し西武園駅7:14発の列車で東村山駅に逆戻り
7:22発の急行本川越行きに乗って、一週間ぶりの所沢駅には7:25の到着です
土曜日なので通勤時間とは関係ないはずなのですが、駅構内は大混雑
管理人は人ごみをかき分けて駅の外に脱出し、いわゆる「所沢大カーブ」へと向かいます
所沢駅東口改札を抜けたら左に曲がり、ずっと行ったところにあるエスカレーターで降下
降りたら左に曲がって駅ビルの下を抜け、細い道をまっすぐ進んだ突き当り(厳密には十字路ですがひとつは私道で行き止まる)を左
(ここまでの経路が↓のGoogleMaps)

踏切を渡った先に、線路沿いに細い人がやっと一人通れるくらいの砂利道があるので、そこを秋津駅方面へ進みます
「所沢大カーブ」のちょうど中間あたりを撮影地と定めました
三脚を立てるスペースがあまりないので、三本の脚がほとんど同一の点上に存在するように三脚を立てます
まるで一脚のようなので当然自立はできず、撮影の合間合間は寝かせておきます

 

到着して三脚を立てたらすぐ走り去っていった、所沢駅7:36発の急行池袋駅行き
埼玉西武ライオンズが「西鉄ライオンズ」時代(1951年)から数えて70年目の節目となることを記念してラッピングされた三代目L-Trainです

 

所沢駅7:35着の快速飯能駅行き
白く飛んでいるのは調整ミス

 

所沢駅7:40発の各駅停車元町・中華街駅行き
ずーっと各駅停車で行くわけではなく、渋谷駅で種別変更するはずです

 

西武・東武・メトロ・東急・みなとみらい線の直通で面倒くさいというか不案内なのが、この「同一列車なのに途中で種別変更する」ことだと思うんですよ
Fライナーなんかその極北ですよね、列車につけられる愛称自体は全線「Fライナー」で統一されているのに、そのFライナーの種別はというと西武が快速急行扱い、東武とメトロが急行扱い、東急が特急扱い
東武なら「TJライナー」、西武なら「S-TRAIN」みたいに、どうして愛称=種別にしなかったのかまさに謎です
ある意味名鉄をも上回るカオスだと個人的には思っています
まあ西武沿線から東急沿線まで各駅停車にずっと乗り続ける人なんていませんし、多分副都心線内であらかた乗客は入れ替わるのであんまり気にする人なんていないとは思いますが

 

所沢駅7:48着の準急飯能駅行き
真ん中に立っている

 

この標識柱を上手いこと電車で隠せたと自画自賛しています
そう、

 

このとき企図して失敗したのとほぼ同じことを今回やろうというわけです
この後カメラの位置の微調整が続きます

 

所沢駅7:49発の特急ちちぶ68号池袋駅行き

 

所沢駅7:49着ですがちちぶよりも遅れてきた準急小手指駅行き

 

所沢駅7:51着の急行飯能駅行き(これも遅れています)
いつも思いますがこの顔、コンセントのプラグに似ていませんか?

 

8:00頃に通過していったので多分所沢駅7:58着の準急小手指駅行きだと思うのですが、表示は「各停」です
これっぽっちの遅れで種別変更するとは思えないので、運転士さんが弄ったのでしょうか(どうせ石神井公園駅以西は各駅停車ですし)

 

ようやくここで「若干写真が暗いなあ」と思ったので設定を変更して
所沢駅8:02発の準急池袋駅行き
S-TRAIN充当車輌です
シャッタースピード1/320で切れたので「あ、やっぱりだめだ」と思い

 

同じ車輌が充当されていると「西武線アプリ」で把握していた所沢駅8:06着の急行飯能駅行きではシャッタースピード1/200に落としたのですが、これもダメ
この時点で「あ、もう1/125に落としてダメだったら諦めよう」という気持ちになりました
なぜ1/125かというと、1/100の場合三脚でも仕留めきれる自信がなかったためというしょうもない理由です

 

所沢駅8:12着の準急小手指駅行き
1/125でデモンストレーションし「ギリギリ何とかいけそう」くらいの確信を得ます

 

というわけで所沢駅8:17着のS-TRAIN1号西武秩父駅行き
ピントが怪しいですが幕は切れず許容範囲の出来になったので、これでいいだろうと納得しました
この写真にはS-TRAINが経由する西武有楽町線のページを飾ってもらうことにしましょう(こちらから)

 

余談ながら西武有楽町線は「西武」まで含めて正式路線名称(これは西武秩父線にも当てはまります)
言うまでもなく地下鉄有楽町線との被りを避けるためです

 

ここでの収穫としては、先にも書きましたが「障害物を巻き込んで隠しての撮影」にリベンジできたことでしょうか
さあ、急いで撤収しましょう
所沢駅8:37発の急行池袋駅行きで、一路都心へ向かい用事を済ませてきます

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