北海道保存車輌制覇の旅~3日目その5~


計呂地交通公園を出発した管理人

次の目的地は、旧佐呂間駅跡地にできた佐呂間町交通公園です
何事もなく14:40頃到着しました
ここでいい加減おなかがすいてきたので向かいのAcoopサロマに立ち寄り昼食を購入
その後ちょっと寄り道して撮影という算段です

 

ここにも資料館があるのですが、ここも事前予約制で、しかも車を役場の駐車場を拝借しないといけない関係で見学はパス
(結局管理人は買い物がてらAcoopに停めたんですが)

 

というわけで佐呂間交通公園に展示されているD51 565と

 

郵便車、そして

 

車掌車

 

その奥、つまり資料館側にDE10 1677ディーゼル機関車も保存されています

 

なお説明板には機関車のことしか記されていません

 

周りには転轍機や腕木式信号機も保存されています

 

どんどんいきましょう、駐車場を拝借している関係上、ここは特に長居するわけにはいきません
次に管理人が向かうのは卯原内交通公園

道道103号線から再び国道239号線に戻ります
途中車窓に能取湖がチラッチラッと見えるんですが、生い茂っている木の隙間からなのではっきりとは見えない
おまけに雨が降ってきたために見通しがちと悪くなってきました
しかし平日午後、こんなところを通る車というのはほとんどおらず、快調に進んで15時半過ぎの到着です

 

露天展示されている9600形蒸気機関車49643号と客車
土砂降りとはいわないまでもかなりいい降り、しかも寒いので早く車に戻りたい管理人は、ここも駆け足で撮影を済ませます

 

客車前の名所案内

 

なんだかよくわからない、打ち捨てられていた車輪
台車か保線車の類でしょうか?
ここにも卯原内交通記念館(網走市交通記念館)という資料館があるのですが、定休日が水曜日
本日8月25日は水曜日なので勿論入れません
ただしこちらも「湧網線はそれなりに写真は稼げるのであまり問題はないかなあ」と予定の段階でスルーしました

 

雨に煙る能取湖を撮って、次に行きましょう

 


網走公園内にある「湧網線石碑」なる石碑を撮影しに向かいます
しかし発車してすぐ、管理人の脳裏にふとよぎります
「あれ、能取湖荘ってこの辺じゃね?

 

水曜どうでしょうカントリーサインの旅2において、丸瀬布町から興部町へ不眠不休で向かっているはずだったどうでしょう一行


「どういうわけか17時間かかって」
「思わぬ時間をね」
「きれいでしたねサロマ湖
「サロマ湖は寄ってません」
「やぉきれいだった能取湖
「能取湖は見えないはずです」
料理の美味しい宿でした」
「泊まってません!」

 

……とまあこのようにこっそり(大っぴらに?)泊まった「食いしん坊の宿 能取湖荘」は、この近くにあるはずだ
ということで急ぎカーナビで検索し、急ぎ携帯で写真を撮って、再び真の次なる目的地へ向かいます
晴れていれば写真右に見切れているサンゴ草が湖畔に映えてきれいなんだろうなあ、泊まっていきたいなあと思いつつ能取湖に別れを告げ、代わって眼前に出現した網走湖の広大な湖面に感激しながら網走公園に到着です

 

公園の駐輪場隅にポツンと設置されている石碑
湧網線大曲仮乗降場付近に設置されており、線路跡はサイクリングロードになっていますが、とりたてて他に見るべきものもあまりないので次に行きましょう

 

すぐ近くのガソリンスタンドで給油し、

釧網本線浜小清水駅に向かいます
この駅からかつて分岐していた小清水軌道に関する説明板があるということですが、「看板だけを撮る」「記念碑だけを撮る」というのはどうにもモチベーションがあがりません(笑)
それでもこの後向かう撮影ポイントのちょうど通り道にあるので行き掛けの駄賃にと撮影するわけです
網走市街を抜けて釧網本線と完全に平行する国道391号線をとおり、駅にたどり着いたのは17時前
まだ夏だからいいのですが、雨が降っているのでやや暗くなってきています

 

というわけで日甜(日本甜菜製糖)専用軌道、すなわち小清水軌道の説明碑

 


小清水駅が左斜め上(道の駅と同居)にあるのですが、小清水軌道の説明碑は右斜め下の青い建物のそばにひっそりと建っています
実は管理人、最終的にストリートビューを見て

 


「どうもこれっぽい」までアタリをつけ、あとは現地確認に任せるという作戦をとっていたので、案外簡単に見つかったのは僥倖でした(それでも3分くらい迷った)
最初は「この看板があること」自体はわかっていて、「小清水駅の近くに建っている」ということも把握していたのです
しかし最終的な目標である
『小清水駅の近く』とはどこなのか?」
がいつまでたっても判明せず、特定にえらく時間を費やしました
管理人と同じことをやらかす人はいないと思いますが、備忘録ついでに書き記しておきます

 

では次に行きましょう
お次も行き掛けの駄賃で止別駅へ向かいます

相変わらず釧網本線の線路を見つつ、10分足らずで到着しました

 

止別駅です
ラーメン屋さんが併設されていますがちょうどお休みの日のようでした

 

ラーメン屋の店主がつくったという詩
2016年に訪れた方のブログによればほとんど見えなくなっていたのですが、修復したのでしょうか
しかし2014年に訪れた方のブログでは木も新しく詩がはっきりと読み取れる、管理人が撮ったのとおなじような写真が撮れています
2014年→2016年→2021年の間に何がおこったのでしょう(笑)

 

さて止別駅自体にはあまり用がなく、管理人が目当てにしているのは止別駅西方の

この細長い公園というか広場にポツンと立っている

 

こちらの「私鉄北見鉄道分岐点跡」碑
小清水の中心街と釧網本線を結ぶ鉄道として開業した1930年に開業した北見鉄道は、結局経営難により1939年に廃止となってしまった短命の軌道です
上の地図に示された空き地は、北見鉄道の止別駅があった場所
そして件の石碑は、「北見鉄道という会社があった」ということが素人目にもわかる、おそらく唯一のものなのではないかと思われます
なにしろ9年しか存在しなかったので、残っているものが本当に少ししかないのです
行き掛けの駄賃とはいえど、このような貴重な資料は撮っておかないといけません
……あ、勿論「HPのページを飾るのに」貴重な資料ですよ?(笑)
ちなみに北見鉄道が廃止になってしまったために貨物輸送目的で建設されたのが先に出てきた小清水軌道です

 

さあ、どんどんまいりましょう
お次は斜里町内の公園に保存されている蒸気機関車を狙います
……と思ったのですが。