北海道保存車輌制覇の旅~5日目その3~


どんどん山の中へ入っていきます
上士幌町交通公園で肩透かしを食らった管理人は

上士幌町鉄道資料館で士幌線の資料を見学せんと車を走らせます
本当は有名なタウシュベツ川橋梁を士幌線の写真に使いたかったのですが、この廃橋梁は夏場は完全に水没してしまうので今回の旅での撮影は諦め、資料館の展示品でお茶を濁そうとしました

 

第二音更川橋梁と思われる朽ちた橋をカメラに収めつつ、12時少し前に到着
ところが

 

嘘だろ……
天北線資料室に引き続き「行ってみたら休館だった」パターンに引っかかりました
これはがっくり感も倍増
心の中が「_| ̄|○」←まさしくこういう状態です
交通公園に引き続いての空振りは流石にショックが大きい
しかしこればっかりはもうどうしようもないので、資料館周辺のモノを撮って再びすごすご撤収です

 

誰もきていないのか、水道検針の紙が挟まっていました

 

動輪
特に説明はありません

 

この鉄道資料館は東大雪の道という自然歩道の起点となっています
ところが北海道環境生活部自然環境局のページによれば遊歩道のほとんどが未整備状態
資料館から糠平湖北端あたりまでしか供用されていないようです

 

保存されている車掌車

 

行先標がついており、「十勝三股↔帯広」となっています

 

倒れているのはなんでしょう、転轍機?

 

駅名標を模したもの
糠平温泉へ入れないこと・タウシュベツ川橋梁を撮影できないことに後ろ髪を引かれる思いはありますが、致し方ありません
次の目的地へ向かいましょう
お次は

 


鹿追町の緑町交通公園
旧北海道拓殖鉄道鹿追駅に行きます
ここには北海道拓殖鉄道唯一の保存車輌となっている機関車があるので、これはぜひとも押さえておかないといけません
さっきまで走ってきた道を引き返し、13時過ぎに到着しました

 

8620形蒸気機関車と貨車が保存されています

 

側面

 

斜め前から

 

正面
ナンバープレート「8622」の下に小さく「形式 8620」と書かれています

 

側面のナンバープレート
プレートの上の丸く錆びている部分は社章でもあったのでしょうか

 

社章が回収できなかったので、文字で我慢
多分というか確実に後付けですが、仕方がありません
結構カッコいいマークなので撮れなかったのは残念

 

説明板
柱には「昭和五十二年度十勝支庁管内振興補助事業」と書かれています
北海道拓殖鉄道のページには、機関車を正面から撮った写真を使うことにしましょう(こちらから)
さあ、次に向かうは

 


新得町のSL広場です
たった1輌しか保存されていませんが、D51の「ナメクジ」型があるということなのでレアものを集める気分だったのと

 


次に向かう狩勝線ミュージアムに向かう途中にあるので、またまた「行き掛けの駄賃」で撮影というわけです
13:40ころの到着となりました

 

駅名標を模したこんな看板が

 

旧狩勝線を利用した遊歩道の起点にあたるSL広場
そのためか小規模ながら駐車場も整備されています

 

D51 95
結構綺麗です

 

斜め前から

 

顔が隠れてしまっていますが側面
やっぱりヌベーっとしています(笑)

 

説明板
これを撮っている最中に特急が走っていきました
おそらく新得駅13:33発の札幌駅行き特急おおぞら6号でしょう、ディーゼルエンジンの音を轟かせながら急坂を上っていきました
石勝線根室本線の線路は新得駅を出てこのSL広場付近まで北上しますが、この後狩勝峠の急勾配を緩和するために大きくカーブを描いて南下し、最終的に逆Ωを形作って新狩勝トンネルに突入します

 


地図上でもこのとおり、はっきりとわかるくらいに大きくうねっています
1962年に新狩勝トンネルが開通する前は、件SL広場から更に北上し、かつΩ型カーブを2つも形作りながら狩勝トンネルへ突入して峠を越えていくルートをとっており、これはおおむね国道38号線に沿っています
これから管理人は

 


その国道38号線途中にある旧狩勝線ミュージアムで、SLと客車を撮っていきます