発掘された鉄道写真2019~その3


小学校1年時から、毎年夏に長野県へ行っていました
習い事の合宿に参加するためです
4泊5日の旅で、大体合宿前日に高速バスで新潟の万代シテイバスセンターから長野駅前まで長旅をし、善光寺に参詣
信州蕎麦とおやきに舌鼓を打ったのち、「信州特急料金回数券」を使い、特急「ワイドビューしなの」で松本へ移動……
という流れでした
松本駅に着くと、女性声のアナウンスがホームに響くのです
「まつもとぉ~、まつもとぉ~、松本です。ご乗車ありがとうございます」
松本終点の列車だと確かこうです
「まつもとぉ~、まつもとぉ~、まつもとぉ~、終点です。ご乗車ありがとうございました」
新潟ではこのような自動放送はまだなかったため、当初はものすごく新鮮でした
帰りがちょうど「松本ぼんぼん」に重なり、道路が渋滞していたこと、それのために新潟行き最終の高速バス(長野駅前18時頃発)に間に合うリミットの「しなの」に毎年乗り遅れそうになったこと(幸いにしてそのようなことは一度もおきませんでした)、「どこで、いつ夕ご飯を調達するか」といったギリギリの勝負など、話し始めればきりがありません

長野・松本では、新潟ではまずお目にかかれない(当たり前ですが)車輛がいっぱいありました
まずはワイドビューしなの
貫通側ばかり撮っていました
非貫通側は長野方なので、ヘッドライトの点灯した写真を撮ろうとすると、長野駅では必然的に貫通側を撮る羽目になるわけです(つまり上の表現は、正しくは「貫通側ばかり撮らざるを得ませんでした」です)
帰りの長野行きしなのは、上述のとおりバタバタしているため撮る時間がありませんでしたしね

貴重な非貫通側が先頭の写真
後ろ側が太陽で白飛びしていますし、若干ブレていますが、貴重です

しなのといって思い出すのは、3回目に長野に行った際に乗ったしなのが、
こいつだった記憶があります(画像はWikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%97%E3%81%AA%E3%81%AE_(%E5%88%97%E8%BB%8A) より)
「いつもと色が違う」
と思ったのを鮮明に覚えているのでほぼ間違いないのですが、それだけに発車間際の乗車だったため写真を撮っていなかったのが悔やまれます







特急「スーパーあずさ」7連発を松本駅にて
みておわかりでしょう、スーパーあずさ28号です
変化する電光表示板を写そうと思ってこういうことしていました
こいつもいつの間にやらいなくなってしまいましたね

松本駅前にでかでかと「新宿松本間○時間半特急の実現を!!」という看板があったのですが、覚えている方はいらっしゃるでしょうか
私も記憶がおぼろげなのですが、商工会議所か期成同盟会か何かが建てた縦長・文字だけの白地の看板で、○が確か2だった気がします
長野新幹線のルートから外されたことに加え、もともと長野と松本は仲が悪いという話しを聞いていましたが、この看板を見て「相当なものだな」と感じたことを覚えています
もっとも今は最速2時間半くらいで新宿~松本を結んでいるようですね
看板も、松本駅前の再開発に伴って撤去されていた気がします


特急「あずさ」
ちゃんと貫通側と非貫通側を撮っていますね(ただの偶然)

松本駅の(確か)南松本方にある、松本車両センター
特急用車輛2種に加え、普通電車もいます
その前を整備員らしき人たちが横断しています




普通車もちゃんと撮っています
最後の一枚だけは大糸線信濃大町駅で撮ったもので、上三枚は松本駅での撮影
松本はJR東海とJR東日本の車輛が見られる、本当にいい場所です

いつだか一回だけ大糸線に乗って信濃大町駅まで行き、博物館見学したことがあります(塩の博物館とかいう名前だったなと思って調べてみたら、今は「塩の道ちょうじや」という名前に変わっていましたが、記憶通り、改称前は「塩の道博物館」でした。URL→http://www.alps.or.jp/choujiya/index.html)
その時に偶然遭遇して撮った写真
当時は「狙ったものを撮りに行く」ではなく「何かのついでに(合宿のついで・親の出張のついでなど)に偶然出会った車輛を撮っていく」というスタイルでしたから、それが楽しみでもありもどかしさでもありました

今日のおしまいは松本電鉄(アルピコ交通)
松本駅で改札が分かれておらず、そのまま入ることができていました(今はどうだかわかりませんが)
この「Highland Rail」と車体にまとう色は、新宿などでもお目にかかることができますね(高速バスが全く同じ配色で、バスの方は「Highland Express」)
「なんかダサいよなあ」なんて思いながら撮った記憶があります
アルピコ交通といえばまだ系列の川中島バス・諏訪バスを合併する前だったため、松本市内のバスも大変にバラエティーに富んでいて華やかでしたが、そっちは興味が薄いため写真を1枚も撮っていません
川中島バスは善光寺に行く「びんずる号」を運行していたため、もしかするとそれだけは撮っていたかもしれませんが