年末年始の取材旅行~2日目その6


新青森駅に到着しました
ここでは何を隠そう、北海道新幹線を撮ります

 

これは珍しく車種を狙い、JR北海道が北海道新幹線東北新幹線で運行しているH5系を撮ろうと決めていました
東北新幹線のページで既にJR東日本が東北新幹線・北海道新幹線で運行しているE5系を使っているので、いかに運行が一体化しているといえど同じ形式を使うのは芸がないし、JR北海道自ら発注した新幹線車輌に一度お目にかかりたかったという理由もあり、旅行計画を立てる中で最も気を使った部分でもあります

そもそもH5系自体の本数が少なく(4編成)、
そのうち2本は終日運用に入らない(救援用に1編成残し、もう1編成は検査している)、
さらに言えばH5系がどの運用に就くのか時刻表上ではわからない(夏にオーシャンアローくろしおや新幹線500系を撮影したときは時刻表に「オーシャンアロー用車輌で運転」とか「500系で運転」と書いてあったのですが、今回に関しては記載がなかった)
ため、インターネット上に有志の皆様があげている情報を頼りに新青森駅にH5系がやってくる時刻をつかみ、それを軸に旅程を組んだのです

有志の皆様によればH5系が運用に就くのは、新函館北斗駅側からは
新函館北斗駅6:39発東京駅行きのはやぶさ10号……北海道新幹線始発。新青森駅に7:41着だが次の旅程に響くので断念
新函館北斗駅12:48発東京駅行きのはやぶさ24号……嘘みたいですが北海道新幹線5本目。新青森駅13:50着で、間に合わせるためには大湊線撮影を断念するしかない
の2本だけ
(補足すると新青森駅17:44発東京駅行きはやぶさ36号がまだある)
逆に東京側からは
仙台駅6:40発新函館北斗駅駅行きのはやぶさ95号……前日仙台駅行き最終のやまびこ223号に充当された車輛が翌日に仙台駅発列車として就くらしい。仙台駅の始発新幹線で新青森駅には9:02着。次の旅程に大幅に響くので却下
東京駅11:20発新青森駅行きのはやぶさ19号……北海道新幹線の車輛のくせして東北新幹線内完結。新青森駅14:43着
東京駅17:20発新函館北斗駅行きのはやぶさ33号……北海道新幹線最終。新青森駅20:40着まで青森の寒さと我慢勝負するのは辛いし、その後の宿までの道のりはもっと辛いはず
の3本とこっちもどっこい

もうあきらめて東京駅で撮ろうかなとも考えたんですが、「北海道新幹線のページの写真なのに、後ろに山形新幹線・秋田新幹線を連結して走っているのはおかしいだろう」という抗議の声がしたので盛岡駅以北での撮影が確定

というわけで、都合を無理やりつけて何とかなりそうなはやぶさ19号を撮ることにしました
ここまでは前日談(長ぇ

 

 

14:07に新青森駅に着いてから暇をつぶすこと30分ほど
入場券を買って新幹線ホームに上がります
新函館北斗駅方で撮るか、八戸駅方で撮るか迷ってたんですが、ホームドアが設置されているのを見て八戸駅方へ
周りの構造物に雪が付着する中、スプリンクラーの水をバシャバシャと浴びながら入線してきました
これをトリミングして北海道新幹線のページに使ってもいいかなと思いましたがやはり紫色の帯が見えないと「北海道新幹線の車輛」だとはわからないでしょう
特徴的な鼻も捉えられ、スプリンクラーの水の跳ね返りがよく見えるこちらを採用することに

 

せっかくなのでいろいろ撮りましょう
新青森駅止まりなので時間にゆとりがあります
まずは振り返って撮った写真
大勢……そこそこの人たちが降りていきます

 

JR東日本車のE5系とJR北海道車のH5系の違いは帯の色以外にもいろいろあるんですが、帯の次にわかりやすいのがこのロゴマーク
E5系は両先頭車にハヤブサをモチーフとしたロゴマークが描かれています(下)が、H5系の両先頭車には北海道を模したようなロゴマーク(上)が描かれています

新函館北斗駅方先頭車
こっちで撮ってもよかったかも

JR東日本が推すグランクラス
上越新幹線に投入された新幹線車輛にも連結されていますが、東北新幹線と比較して諸々のサービスが省略されており、同じシートなのに「乗り損」感は否めません

指定席表示のつく側面電光表示板

こちらはグリーン車

グランクラス車

やたら暗いんですが「H526-402」と印字されています(設定をミスった)
H5系を撮った証に

新青森駅新幹線ホーム駅名標
この先にも新幹線の線路が繋がっている、という実感がいまだに薄い管理人です

 

もう一度八戸駅方から
小さい子どもとそのお父さん、それにおそらく同じ趣味の人が一緒でした

 

これで新幹線にカテゴライズしている路線でまだ写真を撮っていないのは博多南線だけになりました(ぱちぱち)
しかしながらこれがくせ者で、昔なら博多南線で運行される0系か100系でも撮っておけば十分に博多南線だとわかるのですが、今はそうはいきません
隣接する博多総合車両所でも写しましょうか
朝早く行けば勢ぞろいする新幹線車輛が撮れるのでもってこいかもしれません

 

撮影を終え、新青森駅15:15発の特急つがる3号に乗ろう(青春18きっぷ特例によって乗れるのはラッキーです)と在来線ホームに向かうとそこには案内板が……
「強風の影響によりリゾートしらかみ3号は青森~弘前を運休します」
まじか……

さらに案内放送が……
「遅れております特急つがる3号は、大雪と混雑により遅れている東北新幹線からの接続を待ちまして発車します。15分ほど発車が贈れる見込みです」
どんどん遅れが広がるつがる3号
しかし新幹線の乗り継ぎ優先なのは地方では当たり前
新潟にいた時分、冬に上越新幹線が遅れると越後湯沢駅で北越急行の特急はくたかが待ち合わせをしたり、あるいは新潟駅で羽越本線の特急いなほや信越本線の特急北越が待ち合わせしたりといったことは日常茶飯事でした(逆もあったはず)
東京にいると新幹線すらも5分未満ですぐ次が発車しますから間隔が麻痺します

運よく自由席に着席できた私は乗り継ぎ客を待ちつつ、特急用車輌に乗るというほんのつかの間の贅沢を味わいます
実はこの「ほんのつかの間」は所定では文字通り「ほんのつかの間」で、乗車時間僅かに5分のはずだったのですが、新幹線の遅れで10分くらいには引き延ばされました
やったね(?)

 

15:40頃、青森駅に再び戻ってきました
実はこの後青森市営バスに乗って油川駅まで行き、海峡線用に貨物列車の写真を撮ろうと思ったのですが、あまりの寒さと吹雪に心が折れて断念

夕ご飯とおつまみを買ったのち早々に宿にチェックインし、大みそかを過ごすことにしました
今回大みそかだからとちょっと奮発してビジネスホテルに泊まったのですが、ベッドで寝られるって本当にいいものですね(笑)

ガキ使を観ながら飲む

750mlのアサヒスーパードライ、美味しかったです(笑)

 

元日は朝5時に起きて始発で弘前駅に向かう予定です
雪も風も酷くなりませんように……