2020年冬の東武・南東北一周の旅~準備編2~


鉄道旅行にいくためには切符が必要(何を当たり前のことを)
まず2月の頭に所用があってちょうど浅草へいったため、東武の浅草駅へ
JRは前売りできっぷ買えるわけですが東武鉄道ではどうなのかわからなかったので、とりあえず東武のターミナルに行ったわけです
実際東武なんて柏~船橋と浅草~加須をICカードでもってそれぞれ1度きりしか乗ったことがないので、初心者も同然です

浅草駅で最初に入ったのは特急券・定期券売り場
最初「みどりの窓口」のようなものを探したのですが見つからなかったので、社員が確実にいて質問ができる特急券・定期券売り場を目指したのです
売り場に入ると結構な人数の外国人グループがいて窓口で2人、整理するのに1人の職員さんが対応中
整理していた職員さんが一息ついたタイミングで声をかけてみました

「すいませんが2月の26日に浅草から西若松まで行きたいんですけど、前売りって東武ではやってないんですか?」
職員さんの回答は
「それはできませんね~。特急券と一緒なら買えるんですけど」
なるほど?
「それで西若松駅までですと券売機では発券できませんので、券売機の横に窓口があるんで、そこでお求めになってください」
なるほどなるほど
「結構朝早くの時間に行くんですが、それでも窓口開いていますか?」
「ええ、開いています。係員がいなければ呼出ボタンを押していただければ伺いますので」
「わかりました」

というわけで、浅草から西若松までの切符は旅の当日に買うことに
東武では学生割引が使えるということもチェックし、この日は浅草を後にしました
それにしても浅草駅のあのどでかい表示案内、見やすくていいですね

ときは流れて2月の23日
この日は神楽坂のとある店でご飯を食べたのですが、ついでに26日の切符を買ってしまおうと思い飯田橋駅へ
飯田橋駅のみどりの窓口では若い女性の方が一人で作業していたので
「窓口に一人しかいないのにこんな面倒くさい仕事やらせるのもなあ」
とちょっと躊躇したのですが、日曜の夕方とあってみどりの窓口にくるビジネスマンは全然おらず、備え付けの特急券申込書に必要事項を書き、窓口へ

「すいませんが、今からちょっとばかし面倒くさい注文をしますからお願いします」
「はい」
「まず日付は2月の26日から、経路は福島県の西若松駅から磐越西線を通って郡山まで行き、」
「はい」
「そいで東北新幹線と山形新幹線を使って米沢まで行った後、奥羽線をずーっと北上して秋田まで行って、」
「はいはい」
「今度は秋田から羽越線を使って新潟まで行き、信越線を使って三条まで行くルートで発券してもらいたいんです」
(注:記事では身バレ防止のため三条と書きますが、実際はさらに信越本線をさらにさらに西進したところが目的地でした)
「はぁ~なるほど……ちょっとまってくださいね」
と駅員さん言うや否や時刻表を取り出し、私と一緒にルート確認
「まず西若松ですね……で、会津若松まで行く……そこから磐越西線で……ん、郡山の方にいくんですか?……なるほど、それから新幹線……福島から米沢まで行ってから……まだ北へ行きますか?……ずっと?秋田まで……それから今度は南へいく……新潟まで……で、信越線を使うと……承りました」
「そいで一緒に特急券を発行してもらいたくてですね」
「わかりました……郡山から米沢までを新幹線、あつみ温泉から新潟までをいなほ号ですね、どちらも自由席でよろしいでしょうか?」
「それでお願いします」
「了解しました!」
乗車券をお願いするときの難しそうな顔から一変、特急券のお願いをしたときはとってもスピーディーに仕事が進みました(笑)
当たり前です、西若松から三条へ向かうのだったら磐越西線を西に進み野沢・五泉を経由するのが常人であるのに、何が悲しくて郡山やら米沢やら秋田やら、明後日の地名を聞かされるのか
飯田橋駅では年に1回あるかないかの珍事だったことでしょう
ともあれ、15分ばかりつきあってくれて、しかもちゃんと注文通り発券してくれた飯田橋駅の駅員さんには感謝しています

……ただこの切符が原因で、のちのちちょっと問題(というほどでもないですけど)がおきるんですけどね(笑)

さて、旅の準備は半分完了しました
あとは26日当日、寝坊しないで浅草駅へ行き、西若松までの切符を買えれば完璧です