2020年冬の東武・南東北一周の旅~1日目その5~


南栗橋駅で乗り換え、9:26発東武日光駅行き急行に乗って一路下今市駅を目指します
この急行はおそらく特急リバティ会津111号に先行する一番最後の列車で、これに乗り遅れると予定が全部パーになっていたという危ないところでした

 

編成の真ん中に行先が表示される面白い車輌です
この列車はこのまま東武日光駅に向かいますが、分割併合される運用があったということでしょうか
これは利用者にとってはなかなか便利なものです

 

座席はほとんどボックス席で小さな机もあります
座席のクッションもなかなかよろしく、車窓をボケーっと眺めているうちに下今市駅に到着しました
時刻は10:30頃です

 

 

リバティ会津は下今市~会津田島を利用する場合に限り、空いている席を特急券なしで利用できるという特例があり、快速AIZUマウントエクスプレスに乗れない代わり、この特例を利用して乗車券だけで会津田島駅まで到達しようという算段です

 

 

リバティ会津111号が到着するのはわずか15分後なのですが、せっかく下今市駅にきたのだからとちょっと跨線橋を渡って
SLと転車台を拝みにきました

小雨がぱらついていますが、何か集まってSLをみていますね
何か書き込んでいるようです
SLにはヘッドマークもついています

客車はというとホーム横の留置線に入っていました

ちなみにここは下今市駅の改札内で、跨線橋を渡って簡単にたどり着くことが出来ます
跨線橋の階段から転車台のまでのアプローチには、線路を模してレンガが敷かれ、踏切の警報器も設置されています

 

 

さて、再びホームに戻ってきて特急リバティを待ちましょう
平日ですが案外客がいます

 

やってきました、10:46発の特急リバティ会津111号です
前3輌がリバティ会津111号、後ろ3輌がリバティけごん11号
東武特急で前面貫通路をつけているのはこの車輌が初めてではないでしょうか
スタイリッシュで格好いいですね
……相変わらずブレていますが、この写真で初めて貫通扉の上部にもライトがあることを知りました

 

乗り込みました
座席が硬い」という前評判は聞いていましたが、いうほどでもないです
テーブルもあり、コンセントもあり、フリーWi-Fiもあり、通勤ライナー的な特急としても活躍する特急列車らしい設備が最大の特徴
しかしそれ故に、従来「国鉄特急超え・超豪華」を至上命題とした「きぬ」「けごん」充当列車としては、座席や車内設備に物足りなさを覚える人もいるのかもしれません

列車は東武鬼怒川線の各駅に停車しながら進んでいきます
もちろん、2017年に開業し東武鉄道内でも最新の東武ワールドスクウェア駅にも停車
駅舎の外壁はオシャレな感じに仕上がっていますが、ホーム側から見るとそんなでもなかったなあという印象です

 

リバティ車内からの写真にもちょっと窓の外に写っていますが、下今市駅には会津田島駅からの列車が来ていました
これも運休となっている快速AIZUマウントエクスプレス4号の代替列車
よく見ると編成中に野岩鉄道所属の車輌が!!
しかし降りて撮るわけにもいかず、泣く泣く下今市駅を後にします

 

 

 

野岩鉄道の車輌は東武鉄道の車輌と顔が同じだしどうしようかなあと考えつつ、「あ、こっち側の席(進行方向右側)だと鬼怒川見えないじゃん」と思いつつ、いままで撮った写真を編集しながら列車に揺られること30分と少し
11:20に東武鉄道最北端の新藤原駅に到着しました
ここでリバティ会津111号は5分間の停車

 

ちょっと外に出てみようとホームに降り立つと
反対側の線路には車輛が
もうここで撮って野岩鉄道用の写真にしようと思い、シャッターを切りました
この車輌が野岩鉄道を走っていることが重要なわけで、よほどのマニアでない限りは東武所属でも野岩鉄道所属でもいいわけですし、まあ顔一緒なんでよしとしました
というわけで野岩鉄道はこちらから

ついでに新藤原駅の駅名標も

 

これで野岩鉄道のサムネイルに使う社章を確保です

 

 

 

車内に戻ってきた私は、今度は鬼怒川を見るべく進行方向左側の席に移動
さあ、リバティ会津111号はいよいよ奥会津を目指し、野岩鉄道に進んでいきます