2020年冬の東武・南東北一周の旅～1日目その4～

昨年2019年の12月、私は会津鉄道でゴタゴタが起こっていることを風のうわさとして聞いてはいましたが、自分に関わりあることだとは思いませんでした
そうでしょう、その時は会津の山を分け入って新潟帰還を目指すなんていう発想はどこにもなかったわけですから
自分に関係のない情報はすぐさま忘却の彼方へ葬り去るのが人間というものです

ところが一転、この旅行計画を立てる段階になって
「あれ？そういえばルート上の会津鉄道って不通ってなってなかったっけ……???」
そう、2019年のクリスマスイブの日、会津鉄道は脱線事故をおこして運行を休止していました
ところが4日後の28日には運転を再開しており、会津鉄道のHPにも
「一部列車を除いて運転を再開します」
と書いてありました
私の最大のミラクルは、ちゃんと旅行計画時に
「会津鉄道にはなにかあるから注意しないといけない」
という頭が働いたことです
しかし期待を裏切らない私の詰めの甘さ、私の最大の不手際は、この「一部列車」がどの列車であるかを確認しなかったことであり、しかもあろうことかまさかその列車が
自分の乗車予定の列車
であるとは夢にも思わず旅程を組んでしまっていました
ちゃんとプレスリリースには書いてあったのです
「東武日光11時44分発会津若松行き（東武日光～会津田島を運休）」と
（公式発表はこちらから）

日光線に乗って南栗橋で一旦降り、上下線を通過するリバティを撮る（これが9:35～10:02の間）
10:03に発車する列車に乗って下今市まで行き、浅草駅行きのけごん（24号）と鬼怒川温泉へ向かうきぬ（115号）を撮る（11:32～11:42の間）
撮り終わったら東武日光からやってきた下今市駅11:57発の快速AIZUマウントエクスプレス3号に乗って、すれ違う野岩鉄道線の車輌を狙っていくぞ！

……

………

思いっきり運休の列車に乗ろうとしとるやないかい!!!!!!

しかし春日部駅から東武動物公園駅へ移動している最中や、東武動物公園駅で「東武動物公園駅行きの東武車を使った列車」を待っている間（これは伊勢崎線の写真が朝撮った区間急行浅草駅行きのものでは少し物足りなさを感じていたため、保険で撮ろうと思っていた）、私は「自分の乗る予定の列車が運休している」という状況には全く気がついていませんでした
ただ、時刻表をみているにつれ
「もしかしたら会津鉄道の一部運休っていっている列車は自分の乗る列車なんじゃないか、乗継がぽしゃるんじゃないか、早めに下今市駅まで行って特急でも使って切り抜けた方がいいんじゃないか」

さあ大変です
暇をもてあそんでいる場合ではありません
通過する特急りょうもう10号や