2020年冬の東武・南東北一周の旅~1日目その8~


郡山駅には15:20到着
ここで私は新幹線に乗るわけですが、乗車予定のつばさ145号(&やまびこ145号)の到着まではまだ2時間近くあります
この時間を利用して撮るのが
郡山駅を15:55に発車する常陸大子駅行き
これでなんとか水郡線は3枚そろえることが出来たので、駅名読み方大全の「水郡線」の全てのページに写真を載せることが出来ます(うち一枚は友達から拝借したもの)
リンク→水郡線 水郡線(初代) 水郡線(二代)
当初の予定では常陸大子駅14:36発の郡山駅行き(16:25着)を撮る予定だったので、入線が15:20頃だった常陸大子駅行きを撮ったことで1時間近く予定を早めることが出来たわけです
てなわけで新幹線を1本早めて郡山駅16:19発のつばさ143号(&やまびこ143号)に乗車
自由席特急券を取っていたのでいかようにも予定が変えられます(笑)

 

 

ちなみに水郡線を撮った上で下道を使っていった場合、福島駅まではなんとかなります(郡山駅15:41発福島駅16:27着)が、その後福島~米沢も在来線を使うとなると19:06まで2時間半近い大幅なタイムロスが出来ていまいます
福島駅17:35発のつばさ145号には十分まにあうので、特急料金をケチるという意味ではもう少し下道で粘ってもよかったかもしれません
まあ冬季で日の落ちるのも早いので、郡山駅から飛ばしたのは必要経費だと割り切りましょう
福島~米沢の特急料金は760円、郡山からだと1410円、たかだか昼食1回分くらいの差です(笑)

 

 

さて、取材旅行始まって以来の高速移動、郡山駅からたった13分で福島まで飛ばし、連結の切り離しを行っていよいよミニ新幹線区間に入っていきます

 

既に駅名読み方大全のTwitterなどで発信してあるとおり、福島~米沢は1894年に着工したものの豪雪地帯でしかも急勾配が連続する板谷峠越えに5年の歳月を費やし、赤岩・板谷・峠・大沢の4連続スイッチバック(このうち当初は板谷駅以外は信号場)という荒技で押し切り、1899年に開業しました
信越本線の碓氷峠や山陽本線の瀬野八(瀬野~八本松に存在する大山峠の通称)に並び、国鉄における急勾配区間として後ろから機関車で後押ししたりけん引する車輌を少なくしたりして何とか乗り切ってきた区間です
新幹線開業に伴い4駅ともスイッチバックは解消されましたが、急勾配があることにかわりはなく、つばさ143号はゆっくりゆっくり登っていきます
さっきまでかっ飛ばしていた同じ列車とは思えないくらいゆっくりゆっくり進んでいきます

 

途中で
「これスイッチバックの遺構か?」
みたいなトンネルや線路、あるいはスノーシェッド(スノーシェルター?)が窓の外にちらちら見えてましたが、自由席が結構混んでいて窓側の席を確保することが出来なかった私は、まさかとなりの客を押しのけてカメラを出すわけにもいかず、じっと我慢していました(笑)

 

たっぷり32分かけて米沢駅に着いたのは17:07
郡山駅のあたりからだいぶ晴れてきており、峠越え付近では曇っていたものの米沢駅付近はちゃんと夕日が差していました
ここで米坂線用に米沢駅18:32発の快速べにばなを撮ります
既にいました
だいぶ早い入線ですね

 

年末年始の取材旅行のときも愚痴ったんですが、とにかくこの形式はどこへ行くのかが正面からの写真ではわからない
これだったら「ワンマン 快速」これだけです
だから下手な写真だなあとは自覚しているんですが、このように側面を大きく見せる撮り方で何とか行先表示を写し、「どの路線・どの列車を撮っているか」というのをわからせる必要があるわけです
……というのは半分言い訳で、本当はもう少し角度を鋭くして正面から撮影しようとしたものの柵とミラーが邪魔だったための苦肉の策です(2枚上の写真の奥に小さく見えています)

 

前回の取材旅行で悩まされた雪はもう完全に溶けてご覧の通りだったんですが、柵に邪魔されるとは思いもよらなかったもので……
まあこんなもんだろうと思い、予定よりも1本早い(またかよ)米沢駅17:29発の山形駅行きに乗車
次に向かうのはたった3駅先の赤湯駅です