2020年秋の近鉄全線制覇~総括、そして……


無事何事もなく東京に戻ってこれました
今回の旅では初めて旅行会社の商品を使い、新幹線往復とホテルを組み合わせて大変快適な旅を楽しむことが出来ました

 

今回の旅で過去の失敗を教訓に活かせたものをいくつか
まず汗対策
年末年始の取材旅行においては歩き回って結構汗ばんだときもあったため、冬場でしたが下着多め+汗拭きシートや制汗スプレーを持っていきました
これが結果的に大成功
特に3日目の山下りの後はかなり汗をかいていたため、汗拭きシートや着替えの下着がなければ夏の取材旅行と同じ迷惑をかけたことでしょう

 

また日没後に撮影しないように予定を組んだことで、真っ暗闇の中寒さと手振れに気を使いながら撮影する必要がなくなったほか、早く宿に入ることで休息時間をしっかり確保することに成功しました
宿自体がちゃんとしたものであり、風呂につかってベッドで寝ることができたため、3日目まである程度の体力の余力を残せたことは幸いでした

 

体力を残せたのはエネルギーを補充できたことにも要因があります
実はこれまでの取材旅行においてはできる限り荷物を少なくするため、朝昼晩の食事は全て現地調達、しかもその内容がコンビニのおにぎり一つとかサンドイッチ一つという悲惨さでした
今回荷物が少し重たくなることは承知の上でサトウの切り餅一袋と小さい醤油ボトル、それから海苔を持っていき、朝夕は宿備え付けの電子レンジで温めて磯辺焼きもどきにして食べたのですが、かさばらない割にカロリーを取ることができ、しかも腹持ちがするので強行軍にもうってつけだという新たな発見を得ることが出来ました
カロリーメイトよりも甘くなくてパサつかないので量が取れるのも個人的に気に入ったポイントです
問題は電子レンジがないと食べられないこと
今回の宿には電子レンジがあることを確認したので餅を食べられましたが、例えばネカフェには電子レンジなんかないですし、お湯で戻すにしてもT-falなどの電気ケトルはあまりにかさばります
ここは次回までに検討すべきことでしょう

 

反省を踏まえた点で一番役にたったと感じたのは、写真の構図や自分の歩いていく道のりを個人サイトやGoogleMapsで事前に予習したこと
ありがたいことに某サイトに近鉄のさまざまな駅で撮った構図例が載せられていたこともあって、どこの駅ではどういう構図でどう撮れるかを、ぶっつけ本番ではなく事前に見ることができたのは極めて大きな収穫でした
これによって今までの写真よりかは大分個人的に満足いく写真を撮ることが出来たのも嬉しいことです
ただ今回の撮影で手持ち撮影、駅での撮影に多少の限界を感じたこともまた確かなことです
今回条件が合ったこともあって鈴鹿線・道明寺線・信貴線については駅ではないところから撮影しましたが、今後徐々に三脚とシャッターリモコンを使った駅外からの撮影も増やしていけたらいいなあと思うこの頃です
自動車免許も取ったのでこれまで以上に自分の行動範囲が広げられますし、これまでできなったことにも挑戦できるでしょう、きっと
ホームドアが設置されて撮影しづらくなったところや、そもそも駅での撮影が禁止されているところが、特に都市圏では近頃かなり増えてきたという要因がありますから、時勢としてもそろそろ駅での撮影から離れなければなりません
ただお金の問題は如何ともしがたいので、駅撮りを離れて、例えばレンタカーを利用した取材旅行がどの程度許容されるかは自分の財布との相談になりますが……

 

全体を通して残った懸念点としては、重い荷物と撮影技術の2点でしょう
ロッカーに荷物を預けた3日目はあくまで例外のファインプレーであって、リュックサックを担いでいくのは年齢の上昇と共に明らかに少しずつきつくなってきています
具体的に言えば体感できるほどに疲れが昔よりも取れにくくなっているのです
キャリーケースはちょっと機動性が悪くなるので敬遠していたのですが、一度試してみてもいいのかなあとぼんやり考えています
しかしこの問題も車ならば後部座席に放り込んでおくだけで解決するわけですから車は大変好都合(笑)

 

撮影技術に関してはようやく絞りや感度、シャッタースピードなどが身につき始めたので技術というのもおこがましいのですが、こればっかりは練習していかないことには上達しようもありません
その意味でももっといろんなところだったり自分の居住地の近くなどで撮影をしたいのですが、今度は時間の兼ね合いという問題が浮上してきます
どうすっかなあ(悩む前にやれという話しですが(笑))

 

さて、私が旅行に行く直前になって「GoTo Travel」キャンペーンの見直しという騒動が持ち上がり、あれよあれよという間に感染者は増え続け、キャンペーンの全面停止、さらには緊急事態宣言の再発出などなど、年が明けた2021年になっても例のウイルスは収束するどころかますます猛威を振るっている今日この頃です
一方でその重症者・死者は概して60歳代以上の高齢者や基礎疾患を保有している人に限られているなど、だんだん明らかになってきた部分もあります
感染力が強く、しかも罹患した場合軽症でもノーダメージとはいかないのがこのウイルスの大変に厄介な特性ですが、主要な感染経路は基本的に目・鼻・口・耳といった粘膜からという点に限って言えば、従来のウイルスや、いわゆる風邪と何ら異なる部分もなさそうです

 

すなわち
無暗にひとの集まるところに行かないこと」
(ちなみにマイクロ飛沫感染≠空気感染ですが、用心に越したことはありません)
「外から帰った時に限らずこまめに石鹸を使い手洗いうがいをすること」
(その後清潔なタオルなりペーパーなりでしっかり水分をふき取ることもまた同時に重要なことです)
粘膜を保護すること」
(マスクやゴーグルの着用などがこれですね)
こまめな水分補給
(喉の粘膜保護につながります)
手指を粘膜に触れさせない
(手で目をこすることなどはもちろん、例えば素手で菓子などを掴んで食べたり、鼻をほじる、考え事をしていてつい口元に手をやる、などといった行為も立派にウイルスをくっつけて体内に入れることにつながりますから禁物です)
(以上厚生労働省新型コロナウイルス感染症対策の基本方針の具体化に向けた見解健康や医療相談の情報(2020年12月時点)新型コロナウイルス感染症の“いま”についての10の知識新型コロナウイルス感染症はこうした経路で広がっています・看護師の身内から聞き取った話より適宜抜粋)

 

に気をつければよさそうです
とはいえ私自身が東京に住んでいることもあること、それ以上にそろそろお金が尽きてきそうなので(笑)、しばらく遠出することは控えようと考えています
当分は計画を立てると同時に、今回の取材旅行で得られた収穫、あるいは改善点をフィードバックし、次によりよい取材旅行が出来るよう熟考し、または情報収集に時間を割きたいと思います
なにより「旅行計画だけを立てて夢想すること」は私がそれこそ小学生のころからやってきた、金のかからない趣味でもあり、いわば十八番ともよべるもの
大規模に動くのはまた夏ごろでしょう(いやそれまでには本当に収まっていてください)

 

それでは最後に、今回取得した切符でお別れしましょう
切符といいつついきなり切符ではなく違うものから(笑)
近鉄3日間フリー券の引換券です

 

この引換券で得られたのが
こちらの切符
自動改札に通せるフリー券でした
私は近ツリでもらった引換券で切符を求めたので「AGT券引換用」と入っているのだと思います
ということはつまり、近鉄各駅で申し込んで買うとこの文言は入っていない……?

 

フリー券と一緒についてきたペットボトル飲料引換券
これは飲み物代をペットボトル1本分浮かせることが出来たので、水分補給のためという意味では勿論、お財布的にも力強い援軍となりました

 

同じくフリー券と一緒についてきた、葛城索道線(葛城山ロープウェイ)の半額割引券
葛城山ロープウェイはフリー券の範囲外ですが、この券を使うことによって片道だけなら運賃が半額、往復ならば片道分だけの運賃を払うだけで乗ることが出来るという大盤振る舞いっぷり
もっとも葛城山ロープウェイには乗らずに山下りを敢行したので、この券を使うこともありませんでした

 

こういった近鉄関連の諸施設で使える割引券もついてきましたが使わず
でも20:00までやってるあべのハルカス展望台くらいは、2日目にちょっと足を伸ばして行ってもよかったのかもしれない

 

以上の4枚が入っていたのがこちらのチケットケース
おもて面はしまかぜ、裏面は広告、中にシート配置と特急券に関する案内が載っています
裏面の特急車輌は右からしまかぜ・アーバンライナーNext・ACEですが、今後しまかぜ・ひのとり・Aceにでもなるでしょうか

 

東海道新幹線の切符
自力で旅行会社を介して手に入れた初めての切符です
往路で使った上の切符はフリー券を引き換える時間を確保するため、復路で使った下の切符は帰宅が遅くなるという理由で、今回は両方とも自動改札の中に投入しました

 

それではまた