北海道保存車輌制覇の旅~1日目その5~


11時半過ぎに万字線鉄道公園を出発した管理人
向かうは岩見沢市みなみ公園です

道道38号線を少し戻って789号線に入り、若干の峠を越えて岩見沢市市街に出ます
順調に飛ばして11時45分ころ到着しました

 

C57 144とD51 47の2機が保存されています
こうしてみてみるとボイラーの太さが全然違いますね

 

背面から

 

側面から
記録するだけなので本当に適当です(水平すらとっていない)
D51初期型は煙突から砂箱(上に出っ張っているドーム)までが一体化しており、趣味者の間では「ナメクジ」の呼称が定着しているようですが、私が実際に見たのはこれが初めて
確かにナメクジの如く、上面がヌベーッとしていてどうも締まりがありません

 

説明板
C57の方は前所属が室蘭となっていますが、当初配属地はD51と同じく高崎
富山・金沢・名古屋を転々としてから室蘭へやってきたようです

 

これは機関車の歴史か岩見沢機関区の歴史でも彫ってあるのかと思って撮ったもの
近くの高校の旧校舎について記された石碑でした

 

 

時刻は正午少し前
お次は美唄鉄道東明駅舎です
ここには大変珍しい動輪5軸の機関車(美唄鉄道2号機)が保存されているということで、管理人のテンションはなかなかにあがっています

行程はご覧のとおり
なお途中通過する三笠市には鉄道ファン必見の三笠鉄道記念館・クロフォード公園があるのですが、今回は泣く泣くパスすることにしました
そう、毎週月曜日は休館なのです

 

途中人生初のセイコーマートで昼食を調達し、思いもかけず出会えたコメリホームセンターに感激し(コメリは新潟県発祥のホームセンターです)、車を飛ばすこと30分ほどで到着しました

 

いざ初めての5軸蒸気機関車とご対面
しかしポツンと放置されている感が否めません

 

正面および斜め前から
タンク車にしてはどっしりとした重厚な構えです

 

説明板とポスター

 

この駅名標はレプリカでしょうか?やけに綺麗です

 

東明駅舎
こちらも整備されていて外見は現役のよう(シャッターしまってますけど)
どなたかが整備されているのか美しい花壇に花が咲いています
ポスターも見えますね

 

綺麗な理由はこちらの皆さんがお金を出しあって資金を提供してくださったからのようです
その中でもかなり大きめに

 

「赤平市 鈴井貴之」の文字が
水曜どうでしょう内で「僕はねぇ、空知っ子だから」と発言し、鉄道ファンであることも公言している鈴井氏ですが、地元赤平で走った蒸気機関車の保存に関わったのもその縁なのでしょう
鈴井氏は1962年産まれですから、もしかしたら2号機が現役で活躍している姿が記憶の中にあるのかもしれません

 

スリーダイヤマークをばっちりおさえて、次なる目的地、滝川市郷土館へまいります

 


例のウイルスの影響で郷土館の中には入れないのが残念(館内に鉄道関係の資料があるらしい)ですが、第一目標のSLは郷土館隣の公園に屋外展示されているので大丈夫
再び国道12号線をまっすぐ北上します
本当に延々とまっすぐで、走っているときは思わず
「うわぁまっすぐだなあ」
なんてアホみたいな独り言呟いてしまいました
車線変更のとき以外十何キロもハンドルを回さないなんて、自動車学校時代には絶対にありえないことですからね
流石屯田・拓殖の土地北海道です
それもそのはず、この国道は明治時代に空知監獄に収監されていた囚人らの過酷な重労働と犠牲によってできたもの
しかもこの道はなるべく直線となるようにという北海道庁長官直々の指令があったといい、その影響で美唄市光珠内~滝川市新町の29.2kmに及ぶ日本一長い直線道路が生まれたのだとか
そんな直線道路の全線を(途中東明駅に寄り道しつつも)走破し、国道38号に左折
道の名前である「東大通」に思い出し笑いしてたら道を間違え、郷土館には13時半前に到着です

 

D51 297
秋田や坂町・大館など新潟以北の日本海側を中心に活躍し、一度大阪を経由して北海道入りした車輌のようです

 

説明板
機関車だけでなく、北海道の鉄道の歴史についても簡潔に触れられており、その中で滝川が鉄道の要衝になっていったことがうかがえます

 

機関車は屋根の下ですが、このように近くに設置されている転轍機などは野ざらしのまま
せっかく説明板がついているのにちょっとこの扱いの差は可哀想な気もします
まあよくわからないポイント切替のための設備よりも、黒光りするカッコいいSLの方に大衆の興味が向くのは致し方無いでしょう

 

さあ、お次は若干南下して歌志内市へ
目指すは旧歌志内線焼山駅です