北海道保存車輌制覇の旅~2日目その7~


中頓別バスターミナル内の資料館「天北線メモリアルパーク」に向かうべく、管理人は車を飛ばします

しばしオホーツク海を堪能したのち内陸部に入り、バスターミナル到着は17時ころ
丁度鬼志別ターミナルへ向かう宗谷バス(天北宗谷岬線)が、中頓別バスターミナルを発車していきました

 

バスプールにはサイロを模したと思われる電話ボックス(ボックス?)が

 

そのバスターミナルの隣・バスプールの前に展示されているのがこちらの車輌
真っ青に塗られています
色もさることながら酷いのが
穴が開きまくっています
こんな厳しい環境で屋根もなく風雨にさらされているので仕方がないのですが、それにしたって物凄く劣化しています

 

隣に設置されている腕木式信号機がそこまででもないだけに余計目立ちます

 

てなわけで修理のカンパを集めているらしいのですが、この色をどうにかすること、さらに穴ぼこだらけの車体をパテなりなんなりで全部埋めること、さらに……これが一番重要な問題ですが……この先誰がどのようにメンテナンスしていくのかということを考えると、なかなか難しいのではないでしょうか

 

ボロボロの車輌とは対照的に、バスターミナルは大変に立派

 

中頓別駅駅名標

 

記念にこんなものを作れるだけの余力が、当時のJR北海道にはあったんですね

 

備品など
そこまで量は多いわけではありませんでしたが、それなりに楽しかったです

 

宗谷本線の利用促進を図るポスターに見送られ、足早に立ち去ります
何しろ急がないといけません(何回目だ)

 


お次は中頓別町の寿公園
こちらに保存されている機関車を撮りに向かいます
わずか5分ほどで到着

 

大変に綺麗な機関車です
49648ですから9600形蒸気機関車の449番目

 

斜め後ろから

 

正面から

 

説明板

 

側面から
何やら手前にありますね

 

おもちゃというかミニ汽車があるようですが、いつ動くのかはわかりません
お祭りのときなどでも動かすのでしょう

 

ひときわ目を引くのがこちらのタコ滑り台
手前に小さいタコの頭が見えますね

 

機関車だけでなく戦闘機もあって、どうやらコックピットに入れるようですが、時間もなく撮影のメインでもないので撤収
お次はまたまたバスターミナル
天北線鬼志別駅跡地にできた鬼志別バスターミナルへ向かいます

 


そう、先ほど17時過ぎに発車したバスをまったく同じルートで追いかけようという寸法です
人生初のラウンドアバウトをワクワクしながら通過し、再びオホーツク海側をすっ飛ばすこと約1時間
18時10分頃に到着しました
途中でバスを追い越した記憶がないんですが、バスの時刻表を見てみるにおそらく浜頓別バスターミナルで3分停車していた際に追い抜いたものと思われます

 

こちら立派な建物、鬼志別バスターミナルでございます

 

中に入ると漫画が
バスを待つ間これで暇つぶしをということでしょうか

 

資料館の入り口に掲げられている鬼志別駅の駅名標

 

その裏にも別バージョンの駅名標があります

 

小石駅駅名標
ホームに突っ立っているやつです

 

鬼志別駅駅名標

 

芦野駅駅名標

 

猿払駅駅名標
書き直した跡があります

 

浅茅野駅駅名標

 

飛行場前駅駅名標
飛行場というのは1944年に陸軍が建設した浅茅野飛行場のことを指すのですが、翌年に放棄されてそのままという状態でした
飛行場がなくなったのに飛行場前ということで学芸大学駅・都立大学駅、最近だと箱崎九大前駅などに近いものを感じます

 

やたらとあります

 

時刻表と運賃表
運賃表は何度も書き直された痕跡が残っています
北海道外の運賃も書かれていますが、青森・弘前・秋田・新潟……と日本海側ばかりですね
平成元年ですからはつかりもまだ函館~青森~盛岡で運行されていますし、盛岡・宇都宮くらいは書いてあってもよいのではないかと思うんですが、スペースの都合か?

 

掲示板いろいろ

 

駅舎にあったであろう品々の数々
ここにも駅名標がありますね

 

資料いろいろ
積んであってもそれを読む人がいないことにはどうしようもありません
ですんでデジタル化をですね(2回目)

 

そんなわけで撮影は終了し、もう日暮れはすぐという中を車に戻ります
実は資料館の中はほとんど真っ暗で、上の写真はかなり補正をかけました(それでも暗い)
件のバスがようやくバスターミナルに入ってくる中で、管理人が次に向かうは保存車のある場所ではなく、資料館のある所でもなく、

宗谷岬でございます!!!!!!!