2020年冬の東武・南東北一周の旅~2日目~


2日目になりました
1日目は「その10」までいきましたが、2日目はこの投稿で全て話し終わります
ご安心を(笑)

 

 

実はかなり疲労していたのですが、夜中に荷物背負って結構なハイスピードで歩いていたために変に気が高ぶっていたのと、
「このまま寝ると翌日の始発に間に合わないんじゃないか
という心配から、ネットカフェではほぼ一睡もしていません

 

朝4:30ネカフェを飛び出し、行った先は城東十字路の一角に構えている吉野家
朝ごはんに牛丼食べるのも年末年始の取材旅行(大晦日)以来です
快活CLUBは無料でトーストとフライドポテトを食べられるのがうれしいんですが、まだ提供前の時間なので仕方ありません
前回鶴岡で泊まった時はたまたま始発列車が遅かったのでトーストとフライドポテトを食べられたんですが、ホテルにしろネカフェにしろカラオケにしろ、終電後に来店→始発前に出店という行動故に24時~5時が滞在時間
6時から始まる快活CLUBの無料朝ごはんにはありつけないのがちょっと残念なところ(笑)
盛岡で泊まった際に朝松屋に入ったのも、早すぎて快活CLUBの朝ごはんが食べられなかったが故です
吉野家にはおじさんが一人先客でいたのですが、私の注文したものが来る頃には食べ終わって出ていったため、一人ぼっちの朝ごはんでした
いや、盛岡のときみたいに酔いの抜けきっていないのがワイワイいるよりは数段ましなんですけど

 

1日目に来た道と同じ道を戻って秋田駅に到着したのは5:20
乗車するのは始発列車の5:36発の酒田駅行き
かなりのロングランですが、途中羽後本荘駅で由利高原鉄道と乗換の接続をとるため5分間停車します
この5分を利用して由利高原鉄道を撮影しようという魂胆です

 

ところが、私が車内に入って腰を落ち着けたとたん、列車無線で非常に嫌な単語が聴こえてきました
抑止
いやあああああああああああああああああ!!!!!!!!!
ただ年末年始と違ったのは秋田駅では晴れていて風も若干吹いていていたくらいであったこと、快活CLUBでチェックした天気予報でも行く先の天気・風ともに快調であったこととから、年末年始のようにはならんだろうとおもっていました

 

定刻で発車した列車でしたが、乗車・下車客ともほぼいなかったにも関わらず、だんだん定刻から遅れていく……
羽後岩谷駅あたりで4分ほど遅れ発車しました
さらに悪いことに羽後本荘駅では駅ホームを工事していたため、もし入線時の車輌が撮れないといわゆる「ケツ打ち」(走行列車を後ろから撮影すること。ここでは単に後ろから撮るくらいの意味)で仕留めなくてはならないということに……
必死の願いもむなしく、乗車列車は定刻3分遅れの6:25に羽後本荘駅着
急いで由利高原鉄道の車輌を撮りに向かいます

 

案の定由利高原鉄道の車輌は既にきていました
ご覧のとおり跨線橋側が矢島駅方なのですが、そちら側から写すにはあまりにも余裕がなさすぎるので、残念ながら後ろ側から
人はほとんど捌けていました
ヘッドマークがついています

 

愛らしいイラストと

 

かわいい秋田犬のイラストに心癒されます
社章があれば撮ろうと思ったのですがなさそうなので

 

このイラストで代替することに決定

 

同じ秋田県の第三セクターだからか
秋田内陸縦貫鉄道と同じイラストが描かれていましたが、同じでは芸がないし、なにより鳥海「山ろく」線なので山の絵がいいかなと(↑この写真は秋田内陸縦貫鉄道のもの)

 

しかし思うのですが、山麓の「麓」って常用漢字ですよねぇ
なんだってまた「山ろく」なんて間の抜けた表記を正式線名にしてしまったんでしょう
「山麓」の読みが難しいから……?

 

まあそんなことはどうでもいいので、急いで列車に戻りましょう
なんとか引き返しに成功し、引き続き酒田駅行きに乗っていきます
この引き返しが失敗すると、羽後本荘駅7:41に乗って酒田駅へ→9:04発のいなほ6号に乗って途中下車なしで新潟までフルで乗らないといけなくなり、かつ酒田駅7:58発の陸羽西線列車が撮れなくなるため、撮影機会の喪失と特急料金の増額という2つの意味でこの引き返しの可否は重要でした
アクロバティック乗換(引き返し)をやるあたり何も懲りていません
またこのような綱渡りは迷惑なので他の人には勧められたものではないです

 

酒田駅には定刻通り7:32着
すでに陸羽西線列車は入線しています

 

「奥の細道最上川ライン」という愛称がついており、車輌前面には落ち葉の上に「奥の細道」と書かれています

 

ところが側面にはご覧の通り、陸羽東線の愛称である「Yukemuri Line」の文字が
……もう文句を言う気も失せます

 

陸羽西線ホームの反対側には貨物列車に使っていたのか切り欠きのホームがあり

 

その先には貨車らしい車輌が放っておかれていました
さあ、旅もラストスパート
酒田7:58発の列車に乗ってあつみ温泉駅へ
これに乗ることでギリギリまでいなほに乗る距離を短くし、特急料金の節約を狙います
雪のちらつく中あつみ温泉駅には9:08着

 

待合室で待っているとグループ客と思しきおばちゃん組8人ほどが待合室へ
待合室で待つのも暑くなってきた頃合いだったので入れ替わりにホームのベンチで雪の舞うのを見ていたのですが、乗車のときにおばちゃん達に
「うるさくしておいだしちゃったみたいでごめんなさいね」
と謝られてしまいました
いえいえそんなことはないですよ(笑)

 

あつみ温泉駅9:43発の特急いなほ6号に乗って一路新潟駅までひとっ飛び
途中の検札では車掌さんにまたもや
あれ、これどうやって来たんですか?」(笑)
景勝笹川流れを眺め、見慣れた田園風景を眺め、高架化して新幹線との対面乗換ができるようになった新潟駅には定刻の11:09着
最初に書いたとおり、実際はまだ旅は続き、合宿の地へ向かうために三条を越えて信越本線を西進していくわけですが、取材旅行はこれにて一旦幕を引くわけでございます