2020年秋の近鉄全線制覇~1日目その2~


桑名駅に着いたのは8:02
ここでは
養老鉄道
三岐鉄道北勢線
の2線を撮ります
この路線はどちらも近鉄から分離された元近鉄ズの一員
近鉄時代のページ用と現在のページ用に、写真が2枚必要です
まずは近鉄と壁一枚隔てて隣接する養老鉄道から

 

入場券を買ってホームへ入ります
ホーム先端から望遠で撮っていた例が個人サイトであったので、それを参考にして撮影しようと思いました
しかしその前に
ホーム先端から後ろ姿を撮れたので1枚
桑名駅8:09発の大垣駅行きです
車内は通学の高校生でかなり混んでいました
この写真に近鉄時代のページを飾ってもらうことにしましょう
近鉄養老線はこちらから

 

発車していきました
これは8:21に到着する列車の予習です(笑)
今回はこの「予習」をできるだけ行うことを旅の重要な戦略と位置付けています(何を偉そうに(笑))
その8:21着の列車を待つ間に近鉄ホーム側にはいろいろ来ていたので撮ってみました
ちょうど近鉄名古屋駅側がカーブしているので停車する列車はもちろんのこと、通過する列車も結構速度を落としてくるので撮影自体は結構簡単
問題は管理人に腕がないことです
ちなみに3・4枚目の被っているひのとりは、近鉄名古屋駅で私がちらっと見たひのとり
この時は「まあ今は別に失敗してもいいや」くらいにしか思っていませんでしたが……

 

さて、そうこうしているうちに
8:21着の列車がやってきたようです

 

もう少し手前まで追い込んでから撮ってもよかった気がしますが、まあ「何が写っているかはわかる」のでよろし
というわけで養老鉄道のページはこちらから
本当は元東急車ではなく近鉄からの譲渡車輌を撮りたかったのですが、致し方ありません

 

こちらが夏の取材旅行で撮った養老鉄道
このとき
「養老鉄道は、「名鉄・近鉄取材遠征」でどうせ撮るつもりだったんで、まあ別にいいかなと思っています」
と書いたのですが、結局今回この近鉄からの譲渡車輌にはお目にかかれず……
これを書きながら「今その撮影対象がいるときに撮る」という重要性を噛みしめています

 

ともかくも養老鉄道はひとまず完了
三岐鉄道の西桑名駅近くへ行きましょう
西桑名駅近くに線路に沿って生活道路のような細い道が走っているのですが、そこから撮影できそうな感じだったので向かいます

 

駅自由通路の階段を降りると何やら拡声器を使って声を出している人がいます
「おはようございます!桑名市長選挙の期日前投票をおこなっております!手ぶらでも投票いただけます!ぜひお立ち寄りください!」
なんと選管関係者と思しき人が、11月29日投開票の桑名市長選挙への期日前投票を呼び掛けていたのでした
なるほど自由通路の階段の脇に候補者の名前を書くための机が設置されています
しかしこの寒いのに選挙用紙を野外で書くってのもなかなか……

 


事前調査で見たGoogleMapsの航空写真では桑名駅周辺が駅前広場再開発工事中だったため、西桑名駅の車止め側(ちょうど「三重交通桑名駅前出札所」と書いてあるあたり)から写せるかわからなかったのですが
ごちゃごちゃしているもののちゃんと写せたので記念に

 

またGoogleMapsでは
この道を経由して撮影地点へいくルートを出してくれたのですが

 

実際にはこの抜け道を通っていくことに成功
このような「人だけが通れるような裏道」だったり、あるいは「私道」の類はGoogleMapsではルートとして選ぶ(下見する)ことができず、私も航空写真を見ながら
多分ここ抜けられるんだろうなあ
とはわかっていたのですが、本当に抜けられるかどうかは実際に現地に行くまでわからなかったことです
しかし「予習」をするのとしないのとではその後の対処のしようが違います(笑)

 

さきほど裏手から撮った車輌を、今度は馬道駅側から
この極端に高くたてたパンタグラフが特徴的な、縦に細長いナローゲージ路線を写すには、やはり縦の構図で撮るのがいいような気がしたので、取材旅行2回目の「縦構図」です(1回目は上野動物園モノレールのときです)

 

8:44発の列車を後追いして縦の「感触」を確かめます
なかなかいいなと思ったので、本番もこれで

 

それにしてもこの写真を撮って
ほんとーに線路幅が狭いな
と思って近くの踏切まで行って撮ったのが
こちら
道路と北勢線の間は1.5mくらいの木の柵で隔てられているのですが、北勢線とJR・近鉄の間は3mくらいある鉄網で隔てられています
この鉄網の向こうを快速みえや近鉄アーバンライナーがバンバン走っていきます
面白いと思ったのはやはり近鉄の一般車輌で、見ていただけでもドア数・車輌数ともにてんでバラバラの編成が当たり前のように往来します
本当にカオスです

 

日陰になって寒い道で待っていると
来ました、西桑名駅8:51着の列車です
縦にした甲斐あってか、この面長な前面、高いパンタグラフが1枚に収まっています(自画自賛)

 

折り返し8:59発の東員駅行き
後が門構えの架線柱で隠れてしまいましたが、まあこんなものでしょう
上の西桑名駅行きは近鉄時代のページを、(近鉄北勢線のページはこちらから
下の東員駅行きは三岐鉄道移管後のページを(三岐鉄道北勢線のページはこちらから
それぞれ飾ってもらうことにしましょう
しかし前照灯つけないのか……(ハイビームにされるよりかはよっぽどうれしいのですが)

 

では帰りがけに撮ったものを少々
桑名駅バスプールへやってきた三重交通のバス
バックの行先案内の上に広告が掲出されていて、屋根の上まで飛び出ているパターンは初めて見ました

 

「北勢線事業運営協議会」なる団体が西桑名駅壁面に掲出したもの
北勢線はもともと北勢鉄道という会社が建設した路線で、その後北勢電気鉄道に名を変えたのちに三重交通と合併、さらに三重交通から鉄軌道事業が分離した三重電気鉄道を経て近鉄が吸収合併し、経営悪化によって2003年に三岐鉄道へと移管されます
ちなみに三岐鉄道は北勢鉄道とライバル関係であったほか、三重交通・近鉄との合併にも加わらなかった気骨ある(?)会社です
三岐線が1931年に開業して以来、実に72年の時を経て、ライバル関係だった両路線がひとつの会社の下で経営されることになったわけです

 

2月の取材旅行以来久々にみたロッテリア
新潟にいた幼少の時分に聖籠町にあるロッテリアで「お仕事体験」をして以来、これまで食べることはおろか見ることもほとんどなかったロッテリアですが、2020年は1年間で2度の対面です
その昔「社員も食わないロッテリア」と言われたとか言われてないとか……という話しを聞いたことがありますが、私はロッテリアといえば件の「お仕事体験」で食べたバーガーの味よりも、頼んだ覚えがないのについてきたペプシコーラがクソまずかったことが記憶にこびりついています
そのときまで私は「コーラ」というものの類を飲んだことはなかった(いや本当に)のですが、あの時以来
絶対にコーラなんか飲むものか
とコカ・コーラすらも口にしたことはありません(笑)

 

三重交通のバス切符販売機
これは個人的に気になったので撮影しました
ただもっと気になったのはバスの本数のえげつないまでの少なさです
市内循環バスが1日1便だけとかそういう世界です(赤須賀経由市内A/B循環の土休日時刻表)

 

養老鉄道のサイン
残念ながら養老鉄道の社章を撮ることが出来なかったので、これでお茶を濁すことにしました

 

桑名駅での撮影はこれで全て終わり
桑名駅9:22発の急行松阪駅行きで、近鉄富田駅を目指します
狙うはさきほど書いた、「気骨ある会社」の路線です